「せんぱーい!」
朝、校門の前にいる三宅(みやけ)先輩に抱きつく。
私は藤田綾(ふじたあや)。高校1年生。私が抱きついているのが三宅先輩。三宅祐也(ゆうや)。3年生。
私は、三宅先輩が大大大好きなのだ。
「先輩っ!愛してますっ!」
「うん、ありがとう笑」
「じゃあ、付き合って…」
「ごめんね。」
ガーン
まぁ、毎日こんな感じなんだよね。
「あ、藤田さんだー」
えっと、たしかこの人は佐々木先輩。
「どうしたんですか?佐々木先輩。」
「お!やっと名前覚えてくれたぁ、やっとだよ、」
1人で悲しんでいる佐々木先輩。ちなみに下の名前は分からない。
「っこら!綾!すみません!また迷惑かけて、」
この子は、私の親友の泉凛(いずみりん)。とっても可愛いの。
「あ!泉さんじゃん!いやー、偉いねっ!」
「ひゃう?!い、いえ、///」
ちなみに、凛は佐々木先輩が好きらしい。
「それより先輩っ!今日の練習の事なんですけど、」
「ん?あぁ、いいじゃん。てんきゅー。本当に藤田凄いな、経験者は違うなー」
「いえ!このくらいは!」
佐々木先輩、三宅先輩はどちらもバレー部で、私と凛はマネージャーって感じ!
凛は経験ないんだけど、私は中学までバレーやってたんだ!
ここで活躍できるんなら過去の私に褒め称える。
「あ、そろそろ行くね。じゃ。」
「ばいばーい!」手を振りながら校舎に向かっていく先輩方。
「はぁぁぁぁ!ヤバいっ!先輩神っ!」
「それな、佐々木先輩カッコよすぎ、」
「私達も教室行こー!」
そうして私達も校舎へ向かっていく。