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んにゃあっ、好き……
尊い…
ぼんさんに甘えるドズルさんいいな 好き
<ドズルさんside>
「すいません、まだ終わってない仕事があったみたいで…」
珍しく休日がかぶったから二人でゆっくり過ごそうって言ってたけど、仕事なら仕方がない。
そう思ってドズルさんが仕事をしているデスクの近くの床に胡座をかいて座っていた。
しばらくすると、ドズルさんが立ち上がる気配がした。
「ドズルさん、お仕事終わったんですか?」
「…ぼんさん。そこ座ってもいいですか。」
そういって俺の方を指差している。
「そこって…どこ?」
聞いてもドズルさんは答えない。
その代わりに俺の足の上に無理矢理座ろうとしてくる。
「え?あ、ここ?狭くない?」
「…狭くないです。」
「…そう。」
ドズルさんはたまぁ~にこうなる。
仕事を詰めすぎたときとか。
なんかに癒されたいときとか。
「…ぼんさん。」
「…なぁに?」
俺の足の間におさまったドズルさんを見ながら聞く。
「…僕のことをすっごい褒めてください。」
「…いいよぉ。」
ドズルさんが下を向く。
疲れてるらしい。
「ドズルさんは、俺たちのことをよく見てくれてて」
「…うん。」
「俺たちのしたいことをさせてくれて」
「…うん。」
「…みるく氏との時間をちゃんと取ってて」
「…」
「会社のこと考えてやってて」
「….」
「動画でも進行とか司会とかやってくれて」
「….」
「いつも、お世話になってます。」
「…ありがと、ぼんさん。」
ドズルさんが顔を上げる。
「元気になりました?」
「…なって…ないです。」
「え?」
「…ぼんさん膝枕してくれたら元気になります。」
「…,そんなことならいくらでもしてあげますよ。」
「うん。….ありがと。」
そういって俺の膝に頭をのせて横になる。
目を閉じて仰向けになった。
このまま寝るつもりなんだろう。
いつも同じくらいのところにある頭がすぐに触れるところにある。
そう思うと、なんだかかわいい。
思わず頭を撫でる。
少しすると寝息が聞こえてくる。
メガネをはずすと隈が少し目立つ。
やっぱりすこし無理をしていたみたいだ。
「…俺でよければ、いつでも甘えてくださいよ。」
頼ってほしいな。
これでも俺は年上なんだから。