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今回も読み切りです
最近読み切りばっかですね
ごめんなさい
今回はほのぼのしたお話なので大丈夫です
この物語はフィクションです
オリキャラ
良い方どうぞ
夜中にふと、目が覚める
急に辺りが明るくなったからだ
なんだなんだと辺りを見回す
辺り一面真っ白だった
何もわからぬままきっと夢だと眠りにつく
気がつけば、朝になっていた
やはり夢だったのだ、と起き上がり着替える
ここで、棚の角に指をぶつけた
痛みはなく、
どうしたのかという気持ちがわいた
ここでようやく気がついた
これも夢なのだと
気がついたところで目が覚める
朝日がカーテンの間から差し込んでいた
今度こそ現実だろうと起き上がる。
頬をつねってみると、痛かった
安心したところで着替えを済まし、朝食をいただいた
今日は休みの日なので
散歩でも行こうと 腰を上げる
昼ご飯の手作りサンドイッチを包んで持って行った
森に行った
たくさんの木が生えていて、緑の匂いがした
木の間から木漏れ日が顔をのぞかせる
あたたかくて、涙が出そうなのをぐっと抑えた
しばらく木の下に座り込み木漏れ日にあたった
と、そんなところで鳥の鳴き声が聞こえてきた
ちゅんちゅん、ぴっぴ
様々な鳥の鳴き声が重なり合い聞こえた
鈴のような声、鐘のような声
どのような鳥が鳴いているのかと、目を瞑り考えてみた
小さな鳥か、大きな鳥か
可愛い鳥か、かっこいい鳥か
そんな事を考えていると、鳥の観察に行きたくなった
あらかじめ持ってきたカメラを持ち、鳴き声をたどった
茶色の小さな鳥を見つけた
ゆっくりとカメラを構え、拡大する
その可愛らしい顔に見惚れながら、ゆっくりとシャッターボタンを押した
かしゃり。
無事に撮れたことを確認すると
また別の鳴き声を辿った
美しい瑠璃色の
さっきの鳥よりすこし大きな鳥を見つけた
日の光にあたり、自らの美しい声で歌っている
こちらもまた、そっとカメラを構える
かしゃり
この鳥もまた撮れたことを確認すれば
また別の鳴き声をたどった
灰色の
先程撮れた鳥より大きな鳥を見つけた
木の枝に止まり、影で身を休めている
カメラを構え、写真を撮る
かしゃり
撮れたのを確認すれば、このくらいにしておこうと
座っていた木に戻る
あそこの木は少し大きいので、すぐに分かる
木の下につけば、座り込み、先ほど撮った写真を見返した
1枚目に撮った茶色の鳥
羽の一枚一枚にも茶色以外の色があり 、模様が作られていてとても綺麗だった
2枚目に撮った瑠璃色の鳥
よく見ると、お腹が白っぽくなっており、青とのグラデーションができていて
とても綺麗だった
3枚目に撮った灰色の鳥
この鳥は紛れもないフクロウだ
色の移り変わりがとても美しい
細かいところを見返したところで今の時間に気づく
もう昼になっていた
包んできた手作りサンドイッチを開ける
木漏れ日のあたたかさを感じながら食べていれば、先ほど撮った瑠璃色の鳥が近寄ってきた
パンを食べたいのだろうかと、少し千切って前に置いてやった
瑠璃色の鳥は嬉しそうに鳴きながら置いたパンを食べた
食べ終わると、指に乗ってきた
サンドイッチを食べ終われば
甘えるように指に顔を擦り付けた
そろそろ散歩も終わろうと思い
瑠璃色の鳥に離れるよう促す
しかし、はなれなかった
なので、森を出るまでは一緒に行くことにした
結局、森から出ても離れてくれなかったので、飼うことにした
市役所できちんとした許可を取り、家に連れて帰る
一旦枕に下ろしてやり、鳥を飼うための道具を買いに行った
帰ってくると、待っていたかのように飛びついてきた。
鳥かごに入れて様子をうかがった
気に入ったようだった
その他にも、いろいろな遊び道具やご飯を買ってきた
どれも気に入ったらしく、満足げにりりり、と鳴いた
それから、毎日世話をした
名前もつけた
いつしか、人生の光になっていた
今日もまた、可愛い小鳥が待っている
fin