徹『" 由美はもう限界だから"って 』
その言葉に私は衝撃を受けた 。
兄さん 、分かってたんだ 、私が限界だったこと 。
それを思っただけで 何か変わるわけではないのだけれど 。
ちょっとは兄さんのこと 、見直せた気がした 。
徹『由美の好きでいいからさ 、』
私 、逃げていいかな 。
逃げてばっかで情けないな 、自分 。
辛いって 言ってもいいかな 。
逃げたいって 言ってもいいかな 。
頭の中に色んな感情が浮かぶ中 、
ふと 、体育館裏で潔子さんが発した言葉が思い浮かんだ 。
" 別に逃げてもいいんじゃない? "
あ 、そっか 、
逃げてもいいんだ 。
そう思うと少し 、心が軽くなった 。
なら 、もう答えは出る 。簡単な話 。
由美『 逃げても ... 、いい ?』
由美『" 兄さん "』
... 久しぶりに兄さんって呼んだな 。
そう言えば 、兄さんは笑顔で言った 。
徹『うん 、今までよく耐えたね 、 』
徹『俺が言える立場じゃないけど 、止められなくてごめんね 、』
そんな優しい言葉が耳に入ってきて 、つい涙が落ちた 。
今日 泣いてばっかだな 、私 。
明日は絶対目の下真っ赤に腫れるだろうな 。
由美『 . うん っ 、ありがと っ ... !』
まだ完全に報われた訳じゃないけど 。
足に着いた鎖がとれたように 体が軽く 、自然と笑みを零せる 。
『いつか絶対報われるから』
なんてよく言うけれど 、
そんな訳ない 、私は報われてないし 、とか思ってた 。
でも 、それは私が間違っていたみたいだ 。
私だって報われる _
みんなを前に泣く私を 、潔子さんは前と一緒で
優しく背中をさすり続けてくれた 。
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NEXT♡ 500
期末テストの結果なんだけどさ 、
総合476点で 、学年23位でした !
最高記録更新 !
みんなが待っててくれたおかげですありがとう🙇🏻♀️🥹