テラーノベル
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「元貴…?ちょっとは休んだら?」
若井が遠慮がちに言ってきた
僕は若井と涼ちゃん…Mrs. GREEN APPLEのために頑張ってるのに勝手なこと言わないでよ…
「うるさいなぁ…2人のために頑張ってるんだからいちいち口挟まないでよね」
「そうかもしれないけど…働きすぎだよさすがに。倒れちゃうよ?」
あー。もう、うるさいなぁ
「うるさい。出ていって」
いつもならこれで素直に出て言ってくれるのだが今日の若井は違った
「嫌っ出てかないもん。元貴が休むって言ってくれるまで 」
何その嫌っ。可愛い
「もうちょいで終わるから 」
「そう言っていつも終わんないじゃんっ
ほら。ベット行って寝よ?一緒に行ってあげるから」
何?誘ってんの?
恥ずかしがり屋の若井に限ってそんなことするはずがない
「…無意識かよ」
「ん?」
「いや…いいよ。ベット行く」
「おっ!行こう行こう」
「いや…一人で行けるから若井はギターの練習でもしてて」
「なんでよォ…」
そう言いながら若井はほっぺたを膨らます
これ以上こんな可愛いやつを見ていたらさすがに理性を保てないと思い僕は足早にその場を去った
…若井は僕の後を一生懸命に着いてきた
「なんで着いてくるんだよ…」
「だって本当に寝るか不安だし… 僕も一緒に寝たいし。ダメ?」
「ぶち犯されてぇのかよ」
「へ?」
あっやべ。ついつい思っていたことが口から出てしまった。しょうがない。本当にそう思っているのだから
「元貴の変態っ!」
そう言って若井は全速力でその場から逃げていった
コメント
2件
ぐっ、尊い…死ぬ… 健気な若井可愛すぎですっ…