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凛「そういえば兄ちゃんいつスペイン帰るの？」
冴「……(嫌な顔)」
凛「兄ちゃん？」
冴「…明日…」
凛「そっか」
冴「帰りたくない」
凛「でも､帰らなきゃでしょ？」
冴「ｺｸｯ」
凛「でも来年にはパスポートの更新切れるでしょ？」
冴「ｺｸｯ」
凛「その時にまた会えるでしょ？」
冴「そういえば､お前こいつら知ってるか？(新世代世界11傑の3人が写ってる写真を見せる)」
凛「知ってるけど？」
冴「なんでミサンガ渡したんだよ…」
凛「これからその2人を守ってくれますようにって思って」
冴「俺だけだと思ってたのに…」
凛「嫉妬してる？」
冴「連絡先は交換したのか？」
凛「してないよ」
冴「そうかﾌﾟﾙﾙﾙﾙ」
凛「誰から？」
冴「…ﾁ”ｯ」
凛「電話出ないの？」
冴「…ﾎﾟﾁｯ」
カイザー『よぉ冴､日本に着いたか？』
ロレンツォ『迷子､OK？』
冴『迷子じゃねぇよ』
凛「兄ちゃん､電話貸してﾎﾞｿｯ」
冴「分かったﾎﾞｿｯ」
カイザー『お前が日本にいる間も俺はサッカーの練習をしてお前を超えるからな､そしてあいつに会う』
凛『あいつって俺のこと？』
カイザー『！？凛？』
凛『兄ちゃんから聞いたか分かんないけど､俺糸師冴の弟だよ』
ロレンツォ『ミヒャ〜どうした？』
凛『ロレンツォ』
ロレンツォ『！凛？』
凛『元気だったか？』
ロレンツォ『スナッフィーにサッカー教えてもらってる〜』
凛『そっか』
カイザー『凛､お前スカウトきてないのか？』
凛『きてたんだけど断った』
冴「は？ﾎﾞｿｯ」
ロレンツォ『え？』
カイザー『は？』
凛『確か…バスタードミュンヘンとマンシャインcとFCバルチャとユーヴァースとレ・アールとP・X・Gからだったかな…』
カイザー『なんで断った！今からでもバスタードミュンヘンに来い！』
ロレンツォ『凛､ユーヴァースに来て一緒にサッカーしよ〜』
凛『無理だよ』
２人『……(拗ねてる)』
凛『夜遅いから切るね』
カイザー『あぁ』
凛「ﾎﾟﾁｯ…兄ちゃん？どうしたの？」
冴「なんで断ったんだよ…」
凛「めんどくさいから」
冴「……」
凛「それに俺言ったよね､サッカーはやるけど､自分のペースでやらせてって」
冴「言ったが…」
凛「もう俺寝るからね､おやすみ」
冴「おやすみ…」
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