真っ青に輝く空 . 美しい太陽の光に反射し , ぴかぴかと光る水面 .
それに見とれてしまう私は ギュッ と目を瞑り , 眩しいそれらを見ないようにする
この光は 私には明るすぎるのだ ,
こんな , ちっぽけで力も無い私には こんな 光は私には勿体無いくらいだ .
あの人達なら , きっと この光を美しく見えるのだろう . … 私以外の あの人達なら …
…嗚呼 . どうして私にはこんなに , 名誉も力も無いのだろうか .
周りを見れば , みんな ,みんな ぴかぴか と 輝いている , あの太陽 … いや , それよりも だ .
私は あの人達を見るのが 怖くて怖くて たまらないのだ .
東アジアのあの人達は才能で溢れている
… でも私は ?? 私には何がある ??
自問自答を繰り返す , 誰も答えてくれる人等居ないのに .
独りだ . そう , 私は ずうっと 一人で 孤独で …
そんな事を考えれば 目から熱いなにかが溢れる . 目を開けてしまえば , また光を見てしまうんだ . そんなの , そんなの後免だ
きっと , 才能も何も無い私は , 影で笑われているのだ
“ あの人の先祖はもっと凄かった ”
と
… そう考えると , 大好きなひいお爺様も 嫌いに思えてしまう .
お父様もだ . お父様も , 私と 同じような事を言われていたのだろう .
でも , お父様の方が マシに 決まっている
お父様には , ソビエトさんが居たから
……言い換えると , つまり , お父様の隣に私は居ないのだ . お父様は , 私よりもソビエトさんを優先している .
それが 悔しくて悔しくて …
お父様の気を引くために , 色々としましたっけ …
でも , そんなお父様も今になってはどこかへ行ってしまっている
また 思い出してしまうんだ .
心の中に蓋をして , 忘れたくて ,
… でも , 何時までも心にこびりついて離れないのは , お父様が私と遊んでくれた , あの日の事 .
どうしても …… どうしても ……
溢れるそれを 手でぬぐっても ぬぐっても , 止まることを知らない .
しゃくりをしながら , 何時になれば私もあの人達と対等になれるんだと呟く .
…… それを聞いてくれたのは , きっと憎たらしくて 大嫌いな あの光だけだったのだろう .
コメント
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めっっっっちゃ好きなやつです!頑張ってください!
初投稿でこれはすごい。俺なんて何回も書いてるのに上手く出来ないんだぞ