pixivで投稿したやつをこちらでも投稿していこうと思いまーす!
みんなに聞いたらpixivでもテラーでも見たい!って言ってくれる人が結構いたからどっちとも書くわ
てことでどうぞ!
・武道愛され
・武道首領
・幹部が武道に依存してます(多分)
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ある日、日本最大犯罪組織梵天の首領花垣武道が植物状態になった
武道は部下を助けようと自ら敵のアジトに乗り込んだ護衛も付けずに武道1人だけで最初は難なく進めていたが後ろから来る気配に気づけず腹部を刺されてしまった。その後も倒れている武道を鉄パイプで殴ったりと、酷い仕打ちを受けていた
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梵天のアジトではボスが急に消えた事で騒ぎになっていた皆懸命に情報集めをしたり、外をまわったり。
すると、1件の通知が九井のパソコンに届いた
『梵天首領、花垣武道を返して欲しかったら××のとこまで来い』
そしてボロボロになった武道の写真九井たちは怒りに溢れていた
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ゴンッ
広い廊下に響く鈍い音そして不気味な笑い声
やっとだ!やっと!!
少し狂ったような声でそう言っていた梵天首領をここまで追い詰められたのだからそう、喜びに浸っていた
『これで日本一は俺達だ!!!』
その声と同時にバンッ!とドアが開く音
『ッ!誰だ!!』先程までとはいっぺん変わった焦りの声
「丁寧にご招待どうも〜」
と、灰谷蘭が言う口調は優しいが怒りの含まれた声に相手は怖気付いた
『ぼ、梵天の幹部共か!?』震えた声で言う
「……….」皆その声に興味がなさそうするそしてソイツの後ろにいる武道に目をやるボロボロになった武道、そして小さく、弱々しく呟く声
「み……….ん..な」
その弱った声を聞いた瞬間怒りが抑えられなくなった幹部達はソイツに殴り掛かる原型が無くなるまで殴り、爪を剥がし、歯を折り、ありとあらゆる関節を外した最初は耳が壊れる程の悲鳴を上げていたが徐々に弱くなっていきソイツは呼吸をすることを止めた
ソイツが死んだ事を確認した幹部らは武道を抱えあげ大急ぎで闇病院へと向かった
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手術室のランプが消える手術室の中から医者が出てきた
「ボスは!….武道は!!」皆焦った顔で武道の心配をする
『手術は成功しましたが………』
ここから先は言いにくそうだったしばらくして医者が『場所を変えましょう』そう言った
『君たちのボスはいつ目覚めるか分かりません』
その言葉に幹部らは固まったその中1人だけで口を開く
「どういう事ですか!?」幹部の中で1番冷静な鶴蝶が声を荒らげて言った
医者の説明によると強い衝撃を受け脳震盪を起こしていたそうだ脳震盪の処置が遅れてしまったため脳が大ダメージを受けてしまった。
だそう。その言葉を聞いた瞬間幹部らは絶望したそれと同時に自分らに怒りを抱いた
自分らがもっと早く気づいていれば….武道から目を離さなければ….
そんな事を思うと自分の不甲斐なさに苛立ちを覚えた
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次の日幹部のひとりがお見舞いに来た何故かお見舞いは1人のみだけと限られていた
医者は「また大きな衝撃を与えないように」
そう言っていた
なので一日目のお見舞いは喧嘩になった早く武道を見たい、声を掛けてやりたい誰も一日目を譲らなかったのでジャンケンをする事にした喧嘩は誰も1位を譲らずキリが無かったからだ梵天のアジトに大きな声が響く「ジャンケンポン!!!!!」そしてすぐに勝敗が決まった一日目のお見舞いをゲットしたのはNo.2の三途春千夜。ジャンケンをした後もその結果に納得がいかずもう1回!もう1回!!と、三途にねだっていた。まぁ、三途もその要求を受け取る訳もなく無視をしてお見舞い用の花を買いに行った
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「すみません」花屋についた春千夜は店員に声をかける『はーい』奥から店員の声が聞こえてきた
『なにかお探しですか?』「………大切な人へのお見舞いの花を探してます」春千夜は店員の問いに対してそう答えるすると店員はすぐに花を持ってきた『こちらなんてどうでしょう?』その花はディモルフォセカというらしいその花はとても綺麗な色をしていた春千夜はすぐに決済を終えると武道の入院している病院に向かった
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コンコン
武道の部屋をノックする当然、返事は返ってこない春千夜にはそれがとても辛く感じた
ガラガラ春千夜は扉を開くそこには色々な管で繋がれた武道が、とても痛々しく腫れ上がった顔に体所々青くなっているそれを見て春千夜は自身の唇を噛んだ血が出るほどに
「ボス………守れなくてごめんなさい 気づけなくてごめんなさい」
ポロポロ
春千夜は涙を流しながら武道を守れなかったことに対しての謝罪をする少し、震えたような声で
春千夜は涙を拭い話し始めたボスが元気だった時の面白おかしエピソードをその話をしていると目に涙が溜まる
普段、弱音を吐かない春千夜。ただ、今回は相当メンタルに来たらしくポロリと1つの弱音が出た
「ボスが居ないと寂しいです………」
武道の手を握りながら少し冷たくでも少しの温かみを感じられる手を。
コンコン
扉がノックされる音がした外から『お時間ですよ』と、看護師の声が聞こえた春千夜は少し寂しそうに「………はい」と答えたそして春千夜は自信が買ってきた花を花瓶に入れた「また来ますね」そう言ってその部屋をあとにした
ディモルフォセカ・『いつも元気な貴方』