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【山本視点】
北村さんが来た。
「山本……。何してくれとんねん。」
そりゃ宝物を壊されたんだから。
でも、俺のも壊させたじゃないですか。
「だって北村さんが…」
何かしら怒る。
そう思っていたが、
北村さんは絶望したような怒ったような
苦しそうな顔をしてどこかへ行ってしまった。
「なんで、スッキリしない…?」
自分で言うのもあれだけど、
俺はサイコパスな方だ。
あの顔が見れたならいいじゃないか。
けど、心がザワザワしたままだった。
「痛いっやめるんじゃっいたっあ”ぁ”」
やめろ
「痛いっあ”がっん…」
もうやめろ
「ごべんっなざっあ”あ”」
なんで思い出すんだ……
なんで………
鼻血が止まらないんだよ。
「俺はっもう……」
暴力は、やめるって
決めたのに……
そこに王室の三人が来た。
「んっ、山本くん?」
こんなに興奮してるのを見られた
別にいいけど
鼻血が止まらなくて
手でおえても隙間から
ダラダラ落ちてくる。
「山本、ティッシュ。」
藤本さんがティッシュを渡してくれたが
受け取らなかった。
「これがっ、、気持ちぃんですっ…ぁぁあっ」
三人は誰も気持ち悪がらなかった。
「殴りたい……誰か……」
女子二人は顔を見合わせて 戸惑った。
「僕殴る?」
藤本さんは躊躇いなく言った。
「ちがっう、なんかっ好きな人をっ
殴りたいッんで…す。」
「はぁ?」
長谷川さんは訳分からない様子だった。
俺だって分からない。
好きな人が傷つくところを見たい。
でも、
俺以外が傷つけるのは許せない。
なんなんだこれ。
ああ。
海が好きだから殴ったのか。
あの時俺。
「北村さん…っを…殴りたいっ」
俺は、ド変態だ。