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さいっっっっっっっっっっっっっっっこうです←
いや!いいわ 最高 好き!好き!大好き
『men、今からそっち行ってもいい?』
急なおんりーちゃんからの電話に出ると唐突にそう告げられた。
別にこのあと配信とかの予定もないから
『いいよー鍵開けとくー』
と返す。
いつもならここで何のゲームやる?とか聞くけど、なんか今日のおんりーちゃんの声の雰囲気がいつもと違う気がしてやめておいた。
しばらくして、ピンポンが鳴る。
一応インターホンで確認する。
おんりーちゃんの顔が映っている。
少し画質が悪いから細かい表情はわからないがいつも通り…な気がする。
でもなんとなくいつもより厳しいというかなんというか…
「あ、鍵開いてるから入っていいよー」
『.,.お邪魔します。』
玄関まで行くと靴も脱がずに下を向いて立っているおんりーちゃんがいた。
「急に電話きてびびったけど…どした?」
そう言って前髪をよけて顔を見ると今にも泣き出しそうな…いやもう目から涙が零れている端正な顔があった。
「ど、どした?なんかあったん?」
「..,話…聞いてくれませんか…」
「き、聞くけど…とりあえず中入る?」
「…」
少しの間の後、靴を脱いだおんりーちゃんが顔をあげる。
その顔はもう涙が溢れていて、何かが決壊したらしかった。
ここに来るまで我慢してたんだろう。
「グスッうぅっ…めぇん….,」
「あーあーあー…ほらこっちこっち.,.」
なんか長くなりそうだし、おんりーちゃんを部屋の中にいれる。
クッションに座らせようとすると首を振る。
「…menの膝がいい。」
「へ?」
そう言っておんりーちゃんは俺を座らせて、その上に座る。
胡座をかいている俺の足の隙間に座っていてちょうどすっぽり入っていてかわいらしい。
「…で、どしたの?」
「.,.おらふくんぼんさんに取られちゃった…。」
「取られちゃった?」
「俺だっておらふくんが好きなのに…おらふくんはぼんさんが好きだから…俺は…グスッ」
「あー…なるほどね…」
多分だけど、ぼんさんとおらふくんがやっとくっついた、ってとこだろうな。
そんでもって、ドズさんもぼんさん取られちゃってちょっと傷ついてるから相談できず、俺のところに来たって感じかな。
そーゆーとこ優しいんだよな、おんりーちゃん。
「おんりーちゃんおらふくん大好きだもんね?」
「…うん…グスッ」
いつもなら絶対言わないようなことを言うほどに憔悴しているらしい。
「まぁまぁ…つらいこと全部俺に話して楽になっちゃっていいよ?」
なんとなく安心するかと思って頭を撫でる。
「ビクッ…んぅ….」
一瞬肩がびくついたものの、嫌がられはしなかった。
「…おんりーちゃん、俺にしとけばいーのに。」
何言ってんだ俺。
口をついてでた言葉に自分でも驚いた。
「…menは女の人が好きなんじゃないの?」
「まぁおんりーちゃんならいっかなーって。」
「…俺は…」
やっべ。傷えぐったか?これ。
「あー…やっぱなんでも…ん?」
寝てる。すやすや寝てる。
まぁ、泣きつかれたんだろうな。
「…目の周り真っ赤じゃん。」
つらかったんだろうな。
メガネを外して涙をぬぐう。
「…かわいー顔が台無しよ?」
起きてたら起こられるかもだけど。
おんりーちゃんの白い首にキスをした。