シェアする
しかし部活動が始まるまでにはまだ時間があった。授業や課題に打ち込み、部活動のことを忘れるつもりでいた。
部活動開始まで残り4日、朝のホームルームで先生が告げた内容に教室中がざわついた。
「えー、部活動の人数を計算していたソフトですが、ソフトの運営側に人数が合わない報告が多数あったそうです。本校でも数え間違いがないか確認するため、これから部活が変わる人がいるかもしれません。なので、先日発表されば部活は確定ではないことを覚えておいてください」
「え、これってもしかして……」
「うん、私たちももしかして」
私と望美は顔を見合わせた。
それから二日たち、計算直しの結果発表があった。
「えー、部活を移動してもらうのは、龍ヶ嶺華奈さんと月夜望美さんです。龍ヶ嶺華奈さん、吹奏楽部とお伝えしていましたが美術部です。月夜望美さんは天文部とお伝えしていましたが製菓部です」
「望美……?」
「やったね! 嬉しいよ」
(本当にすみません!ここで切らないとめちゃめちゃ長くなってしまうので第三話これだけです! 第四話もお楽しみに!)