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[ … 昔 …]






此処は亡くなった彼との約束場所だった
















花)うわっ、此処暗、!



花)入らなきゃよかった〜、(怯



彼)…こんな所に来るの珍しいね



花)… いやぁぁ ” ?!!



彼)うるさ





此処にくるのは珍しい 、 と言われた



そう言われて不思議だった


だって此処は人が来るような場所じゃない



此処の場所を例えるとまるで ” 廃墟 ”


と言っていいほどだった 。





花)貴方…誰?



彼)僕は、島田彼斗だけど…君こそ誰?



花)あっ、私は蕪山花かぶやまはな



花)よろしく … ?



彼)… よろしく、?





これが初めての彼との出会いだった



最初は素っ気なくて冷たい人だった



でもなんか話しやすかった



話したかったから話した



いくら冷たくされても話した



まるで独り言のように 。









花)〜ってことなの!凄いでしょ?



彼)え、あ〜、まぁうん



花)微妙な反応 … 、酷い!



彼)え、?








彼は毎日此処にいるらしい



「まるで家のように」



と言っていた



だから毎日私が行けば毎日彼がいた



私は毎日彼に挨拶をした



これが続くと思った






でも …   そんな事はすぐ ” 崩れていった ”



















花)彼斗くん!おはよ〜



彼)…はぁ、おはよう



花)寒いし眠いしでやばいよ〜…



彼)…そんな半袖でくるからじゃないの?



花)…あ、え?



花)だからか!彼斗くん天才だね!



彼)普通だと思うけどね…、笑





こんな会話を3ヶ月以上した



楽しくて楽しみでたまらなかった



ずっと続いてほしかった



続けたかった 。





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