⚠︎ pkmn ZA依 giくん夢です
※gi主と言うより、主gi要素多め(自機名前あり)
Happy Halloween 🎃🦇🍬
気温も秋めき、日が沈むのが早くなった頃、
10/31、世間一般ではハロウィンで、ミアレの街には仮装した子供たちのはしゃぐ姿がそこらで見られた。
かと言う私は、いい年した女が街中で仮装するか…?と思い止まり、やめておいた。
「日が沈むのが早いってこったぁ、ZAロワイヤルの制限時間は伸びるんかいな…」
私が今一番気になっていたのはそれだった。
秋冬ものも買い溜めしておかないと、風邪をひきそうな服しか持っていない私は、金銭的にも今はピンチだった。
この前なんて10万ほど持っていたはずなのに、数着買っていたらもう数千円しかない。
まぁとりあえず。夜までは時間がまだあるのもあって、ホテルZに一度戻ることにした
「ただいまぁ〜」
中に足を踏み入れれば、暖かい空気が私を包んでくれた。それだけで外がいかに寒いか実感できた。
「おかえりルーちゃーん!!」
そう言って抱きついてきたのはデウロだ、MZ団の中での女子同士、仲良くさせてもらっている。
最近は距離も近くなった気がしたり、しなかったり…
「デウロ、お迎えありがとう…って、仮装?かわいいじゃん」
「へへへっ、でしょぉ?」
そう言うデウロは、機嫌良さげにくるりと回って、仮装を見せてくれた。
フードにお化けの顔のついた、パーカーのような、カジュアルな仮装だった。
こういうの着る手もあったなぁ…と思っていたら、いつのまにかデウロに手を引かれ、彼女の部屋に連れて行かれた。
「え…?あの?デウロさん…?どうして私は君の部屋に…?」
「聞くまでもないでしょ?ルーちゃんにも仮装させるの!似合いそうなのが数着あって…」
そう言って一着引っ張り出してきたデウロは、満面の笑みで私にそれを差し出した。
「これ!これ着てこよう、ルーちゃん!」
そう言われ、渡された仮装がなんなのかも分からないまま、私は部屋に取り残された。
デウロはというと、「着替えたらロビー来てね!」とだけ言って部屋から出て行った。
「まったくもう…、着るけどさぁ、…デウロだから、大丈夫…だよね?」
でも本当にそう恥ずかしいようなものでもなく、程よい…というのもアレだが、割とシンプルな吸血鬼の仮装衣装を渡された。
少し地雷っぽいワンピースに、複数の十字架のパーツ、コウモリ要素を入れた、派手すぎず、それでもかわいいという私としては大満足のものだった。
着替えを済ませて、デウロに言われた通りにロビーに出る。
「着てきたよぉ〜」
「え、やっぱ似合うー!!可愛い!」
私がロビーに足を踏み入れた瞬間、デウロからの褒め言葉の雨だ、
そして、私が帰ってきた頃にはまだ外出中だったガイも帰ってきていた。
「おかえり、ガイ、」
「…、あ、ああ…。ただいま。」
なぜか分からないが、ガイは少し間をおいてから返事をした。
「その…、その服は?」
「あー、デウロから、着てって」
「…どう、かな?」
無難な質問だっただろうか、でも気になるもんだ。どう見えるのか。
デウロが褒めてくれるのは目に見えていたから、でも褒められて嬉しいのは変わらないけれど。
「…いい…、と、思う。…ルーシャになら血を吸われても文句はないな」
そう言って笑うガイ。
そこで私はちょっとだけ、悪戯を仕掛けてみようと思った。
数歩近寄れば、身体が触れ合う距離まで詰め、そっと彼の首筋に顔を寄せて囁く、
「本当に、文句ないの?」
そうするとどうだろう、ガイは顔を耳まで真っ赤に染めて、後ろに跳ね返った。
「ーッ…‼︎ルーシャ…、先に”trick or treat”くらい聞いたらどうなんだよ、」
「だってそしたら悪戯できんパターンがあるやんな、ちょっと悪戯の気分だったんよ、今日は」
それか、”trick or trick”で逃げれないようにするんもありだけど、ってのはぐっと堪えて、
その日はそれだけで終わらせた。
なんでって?
もう日も沈みきって、私のお金稼ぎが始まるからね、逃せないし。
とりあえず、HAPPY HALLOWEEN!
コメント
2件
うわぁヘケェどストライクすぎる ルーちゃんの仮装...いい栄養素です( ̄∇ ̄)グヘヘ