ホラー・ミステリー
私はアイツを知らない。
1話から読む優しい里親に愛され、福岡の地で温かく育った高校1年生の花島莉子。委員長を務めることになった莉子は、入学初日からクラスの注目の的である衣川真央と出会う。真央は有名な俳優とアイドルの娘で、何もかもが華やかでクール。
莉子は、係決めで真央に突き放されたり、冷たい態度を取られたりして、最初は戸惑うばかり。「なんて冷たい人なんだろう...」と思う反面、なぜか真央の寂しそうな瞳や、一瞬見せる冷たい表情の奥に、**自分と同じような「影」**を感じて目が離せなくなっていく。
委員長として、莉子は真央と関わらざるを得ない日々を送るが、二人は言葉を交わすたびに衝突する。莉子は、ばり優しか自分の世界と、謎と孤独に包まれた真央の世界のあまりの違いに、戸惑いを深めていく...。
この巻のラストでは、莉子がふとした瞬間に、真央が持っていたあるアイテムに、自分の過去との微かな繋がりを感じる出来事が起こる。







