「……ぷはっ」
声すら出なかったユーディアだったが、ジェットはすぐに顔を出した。慣れた様子で水面をかき分け、泉から上がってくる。
「──ジェット様!」
「泳ぎは得意なほうだ。問題ない」
「いえ──問題あります」
ずぶ濡れのまま涼しい顔をしているジェットに、ユーディアはぴしゃりと言うとローブの留め具を外して脱ぎ始めた。
「っ! ユーディア殿……」
「この寒空の中で濡れるなんて、問題しかありません!」
自分より頭二つ分以上は背の高いジェットの肩に、ユーディアはローブをかけようと腕を伸ばす。
「ユーディア殿のローブが濡れて……」
「屈んでください」
「……」
反論を許さないユーディアに、ジェットは諦めたように腰を落として屈む。ユーディアの背丈に合わせたローブなため、ジェットが羽織っても身体すべ***********
**********************
*********************
**********************
*****************************
***********************
***************************
*****************
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!