─朝比奈家・雨歌の部屋─
ピリリリッピリリリッ ガシャン
雨歌
うーん…もう朝?
薄暗い静かな部屋に、目覚まし時計の音が鳴り響く。
その音のお陰で、私は目が覚めた。
雨歌
ふわぁ〜…あ、そうだ!
今日、入学式なんだよね!
今日、入学式なんだよね!
私は肝心なことを忘れていた。
そう、今日は私の入学する高校の入学式なのである。
偏差値61の共学校で、校則は緩め。
雨歌
急がないと!
私は急いでカーテンを開け、ベッドシーツを整えた。
そして、ハンガーから新しい制服を手に取り腕を通し、髪をセットする。
必要な物を鞄に詰め込み、私は自室を出た。
─朝比奈家・リビング─
ガチャ
雨歌
お母さん、おはよう
私はいつも通り笑顔を作ってリビングに入る。
母
あら、おはよう、雨歌。
朝ご飯が出来ているから、食べてね
朝ご飯が出来ているから、食べてね
雨歌
うん、わかった
母にそう言われ、私は椅子に座った。
雨歌
いただきます
そう言い、私は朝食を食べ始めた。
まふゆ
おはよう、雨歌。
今日から高校生だね
今日から高校生だね
準備が終わったのか、お姉ちゃんもリビングに入る。
雨歌
おはよう、お姉ちゃん。
…上手く、やれるかな…
…上手く、やれるかな…
まふゆ
雨歌の事だから、きっと上手くいくよ
雨歌
うん…ありがとう
母
雨歌、新しい制服、とても似合ってるじゃない
雨歌
ありがとう、お母さん
母
えぇ。成績も申し分ないし…共学だから少し不安はあるのだけれど…あの子がいるから心配ないわね
雨歌
うん…そうだよね
他愛も無い話をしていると、インターホンが聞こえた。
ピンポーン
母
あら、誰か来たのね。
お母さん出てくるわね
お母さん出てくるわね
雨歌
うん、いってらっしゃい
まふゆ
いってらっしゃい
母はそう言うと、リビングを出ていった。
まふゆ
…もし、不安なことがあったら言ってね
雨歌
…うん、わかってる
まふゆ
もう、あの時みたいな思いはさせたくないから
雨歌
…ありがとう
私は今日も、作り笑いをする。
ごめんね、お姉ちゃん
いつも通りでいるには、これしかないんだ。
そんな事を思っていると、母が返ってきた。
母
雨歌、ゆあんくんが迎えに来てくれたわよ
雨歌
ほんと!?早く行かないと、
どうやら私の幼馴染が迎えに来たらしい。
雨歌
ごちそうさまでした
母
皿は洗っておくわね。
私達もあとから行くから。気をつけて行ってくるのよ
私達もあとから行くから。気をつけて行ってくるのよ
雨歌
うん、行ってきます
まふゆ
雨歌、いってらっしゃい
雨歌
うん、行ってくるね
私はそう言い、家を出た。
しあ
こんしあ!!
しあ
今回短くてごめんなさい😭
きりが良くて(
きりが良くて(
しあ
この作品一回消したんですけど名残惜しくてまた作りました😭
しあ
でも前作ってたやつのほうがいいね多かった🤔
しあ
まぁそれは置いといて!
しあ
また作り直したのでどしどし更新頑張ります!
しあ
それでは、!
おつしあ〜!!