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俺が買った『猿でも分かる魔法の使い方』が本物の魔導書だったので、とりあえず確率操作で無双しますノベル

俺が買った『猿でも分かる魔法の使い方』が本物の魔導書だったので、とりあえず確率操作で無双します

佐藤健司、二十五歳、フリーター。

時給千二百円の深夜コンビニバイトで心をすり減らし、奨学金の返済と将来への不安に押し潰されかけていた彼は、ある日、神保町の古本屋で一冊の胡散臭い本を見つける。

その名も――
『猿でも分かる魔法の使い方!!! ~今日から君も世界の理をハックしよう!~』

一〇〇円で買ったその本は、開いてみれば中身が真っ白なだけのハズレ本。
騙されたと腹を立てた健司がゴミ箱へ投げ捨てようとした瞬間、白紙のページに文字が浮かび上がる。

『はー。これだから猿はダメなんだよなぁ』

口が悪く、尊大で、やたらと現代知識に適応の早い魔導書。
それは健司に、世界の理をハックする技術――魔法を教え始める。

健司に備わっていた才能は、確率を操作する魔法。

最初の訓練は、スマホゲームのリセマラ。
自分だけのジンクスを作り、世界が書き換わる“前兆”を掴んだ健司は、排出率一%のSSRを十連続で引き当てるという、ありえない成功を体験する。

この力があれば、金持ちになれる。
この力があれば、人生をひっくり返せる。

だが、魔法は都合のいい打ち出の小槌ではなかった。
脳のキャパシティを超えた干渉は、術者自身を破滅させる。
世界には修正力があり、裏側には魔法使いを管理する組織や、人知を超えた上位者たちの存在すら潜んでいる。

それでも健司は止まらない。

ガチャ、競馬、ギャンブル、肉体強化、異能バトル。
時給千二百円の底辺フリーターは、口の悪い魔導書に罵倒されながら、世界の確率を少しずつ書き換えていく。

これは、人生詰みかけの猿が、魔法と欲望と根性で成り上がる物語。

そして、世界の理に手を伸ばした一人の男が、やがて裏側の常識すらハックしていく物語である。

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死霊術師の生臭坊主は異世界でもスローライフを送りたい。ノベル

死霊術師の生臭坊主は異世界でもスローライフを送りたい。

急遽異世界へと転生することになった九条颯馬(35)
小さな村に厄介になるも、生活の為に冒険者に。
ギルドに騙され、与えられたのは最低ランクのカッパープレート。
それに挫けることなく日々の雑務をこなしながらも、九条は不慣れな異世界生活を送っていた。
そんな九条を優しく癒してくれるのは、ギルドの担当職員であるミア(10)と、森で助けた狐のカガリ(モフモフ)。
とは言えそんな日常も長くは続かず、ある日を境に九条は人生の転機を迎えることとなる。
ダンジョンで手に入れた魔法書。村を襲う盗賊団に、新たなる出会い。そして見直された九条の評価。
冒険者ギルドの最高ランクであるプラチナを手にし、目標であるスローライフに一歩前進したかのようにも見えたのだが、現実はそう甘くない。
今度はそれを利用しようと擦り寄って来る者達の手により、日常は非日常へと変化していく……。

「俺は田舎でモフモフに囲まれ、ミアと一緒にのんびり暮らしていたいんだ!!」

降りかかる火の粉は魔獣達と死霊術でズバッと解決!
面倒臭がりの生臭坊主は死霊術師として成り上がり、残念ながらスローライフは送れない。
これは、いずれ魔王と呼ばれる男と、勇者の少女の物語である。

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