フリーリバ、そこは魔法少女達の住国、そんなフリーリバにも悪事を働く魔法少女は居る
決して珍しくはない、見つけ次第ソレを逮捕し、牢屋に放り込むのが仕事の魔法少女は魔警察官と言うらしい。
その内の1人、しかもとてつもなく大きな悪事を働いていて フリーリバでも一時期恐れられていた魔法少女、「クリスタルリバ」が脱獄してしまったとのニュースが フリーリバという広い国全体に、アナウンサーの声で響き渡った
フリーリバは今、混乱に満ちていた
メリーも当然混乱した、だけど心の中にもう一つ、喜びという感情もあったと理解し、 メリーの中にあった混乱は直ぐに収まっている
メリーは魔法少女が大好きで、昔から憧れていた
魔法少女になった時は当然はしゃぎ喜んだが、今は退屈していたのだ
人を助ける為に居ると思っていた魔法少女は、 ある試験で合格した魔法少女しか人間界に行けず、人助けはできなかったり
悪という名の敵は、何処にもいなく、メリーはガッカリしていた所に丁度
メリーが初めて1人の魔法少女として活躍できそうな事態が起こったのだ
チャンスは有れば直ぐにつかむ、それがメリーの、魔法少女の在り方でもある
メリー
ベッドの上に置かれた三枚の紙を眺めて、満足げに呟く、
メリー1人で、偉大な敵を捕まえるのはいくらメリーでも困難になる
その為にメリーの知っている限りの魔法少女に協力をお願いする手紙を書いたのだ
メリーは三枚の手のひらサイズの紙を三枚まとめて掴み、魔法を発動する
するとメリーの手に掴まれていた紙は瞬時に消えた、いや消えたというよりかは移動したと言う方が正しい
メリー
メリーの部屋は散らかっていた、ざっくりと説明すると人を招き入れられるような場所ではない
こう言う時にメリーの魔法は役に立つ、 メリーはまた魔法を発動させ、部屋の片付けは数分もしない内に済んでいた
コメント
2件
最高