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【クトゥルフ神話TRPGパロ】動画班が狂気の山脈に挑む。

第2話 - 1.自己紹介とブリーフィング。

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2025年02月19日

#りりちよ

#動画班

#りりちよ動画班

#クトゥルフ神話TRPG

#パロディ

#下手だよ

わんこ@プリ小説メイン垢

ねりあめ(KP)

ニュージーランド航空の南極観光ジェット機が、謎の失踪を遂げた。

ねりあめ(KP)

南極調査隊の必死の探索の末、旅客様の無線信号が途絶えた座標の先には、未知の巨大な山脈が立ちはだかっていた。

ねりあめ(KP)

前人未踏のその山脈は、最高高度が海抜一万メートルを超える、エベレストを超える世界最高峰であることが明らかになった。

ねりあめ(KP)

誰が呼んだか、狂気山脈。

ねりあめ(KP)

そのあまりに暴力的な山脈に今、無謀に挑もうとするものがいる。

ねりあめ(KP)

果たして、神々の頂(いただき)の上で登山家たちが出会う者とは──

ねりあめ(KP)

オーストラリア、某所。

ねりあめ(KP)

登山用具が所狭しと壁にかけられたロッジの中、暖炉がパチパチと音を立てて部屋を暖めている。

ねりあめ(KP)

白髪の老年男性を中心として、6名がその場に集まっている。

ねりあめ(KP)

いずれも、色とりどりのウェアを着た登山家たちだ。

やぁ皆。集まってくれてありがとう。

僕はケヴィン・キングストンだ。イニシャルをとって"K2(ケーツー)"と呼んでくれると嬉しい。(NPC)

もちろん、イニシャルに恥じないよう、K2は単独で登頂している。

しらす(SKP)

ちなみにK2ってのは、すごい山なんですよ。（補足）

猫川黒

いやいや、当然知ってますとも…！世界で２番目に高い山ですよね？

相宮直央

カラコルム山脈にある山だよね。当然知ってる。

緑井凜々蝶

お前ら絶対調べてるだろ…

ねりあめ(KP)

エベレスト登山者の死亡率は2パーセントですが、K2では27パーセント。

ねりあめ(KP)

なおかつ300人しか登頂に成功していない超危険な山。

ねりあめ(KP)

この人はそのK2に単独で登頂に成功している、界隈ではかなり伝説的な人です。

今回、パーティのリーダーを務めることとなった。よろしく頼むよ。

今回のパーティはここに集まった6名だ。初対面の者も多いだろう。まずは自己紹介をしてくれ。

猫川黒

…猫川黒(ねこがわくろ)、写真家です…、！

猫川黒

伝説の瞬間を一枚の絵に収めに来ました…！

猫川黒

相宮さん、俺はあなたがこの狂気山脈に登頂する瞬間を収めます。

緑井凜々蝶

え、そんなに相宮さんって凄い人なの…？

相宮直央

…知らなかった？

なるほど、何はともあれ若いのに命懸けの登頂に参加してくれてありがとう。

相宮直央

次は俺かな。

相宮直央

相宮直央(あいみやなお)。登山家。

相宮直央

俺はそこの写真家みたく、山に登るにあたっての理由は無い。ただそこに山があるから、登るだけ。

相宮直央

頂を目指すのに理由はいらない。

しらす(SKP)

絶対それ言いたかっただけ…w

相宮直央

天国に近い位置から吸うたばこの味は格別。

※ヘビースモーカー

おお、君の噂はかねがね聞いているよ。随分と才能がある登山家のようだし、大いに期待してるよ。

相宮直央

よろしく。

緑井凜々蝶

次は俺か…

緑井凜々蝶

緑井凜々蝶(みどりいりりちよ)っていいます。

緑井凜々蝶

普段は山を登りつつ見た風景や、登山での体験をブログに書いたりSNSに投稿して生計を立ててます。

緑井凜々蝶

それとこれは余談ですが、最近山にタバコを捨てる輩がいるそうなので携帯灰皿を持ってきてるよ。

凜々蝶が直央を見つめる。

相宮直央

…な、なんで俺の方を見るの…？？

緑井凜々蝶

それと狂気山脈に登る理由だけど、第一次登山隊に居た親友を見つけたいんだ。

ほう、第一次登山隊に知り合いがいたのか。

今回は踏破及び調査がメインで、救助はあくまで継いで、という形にはなるが…

緑井凜々蝶

勿論、承知の上での参加なので、気にしないでください

穂高梓

次は私ですね。

ねりあめ(KP)

そういうと、一人の女性が前に進み出てきます。

ねりあめ(KP)

目つきは鋭いが、容姿端麗と言っていい女性。セミロングの黒髪に利発的な表情だ。

穂高梓

穂高梓(ほだかあずさ)です。日本生まれ。医者をしてます。(NPC)

穂高梓

今回はパーティの医療スタッフとして参加させてもらいます。

穂高梓

職業登山家ってわけじゃないから、皆さんのように先鋭登山の実績がある訳じゃないけど。

穂高梓

それなりに山は登ってるつもり。

ねりあめ(KP)

K2が肩に手を当てながら補足する。

彼女は僕が個人的に声をかけたんだ。そこいらの自称登山家よりよっぽど登れるよ。

猫川黒

…（あれ、俺のことじゃないよね…？）

緑井凜々蝶

…(あれ、俺のことじゃないですよね…？？)

国境なき医師団で紛争地帯を走り回りながら働く傍ら、休日には色々な山をやってる。

技術も知識も十分だ。信頼していい。

相宮直央

…でも随分めかしこんでるみたいだけど、本当に役に立つのか？

緑井凜々蝶

バチバチやん…

猫川黒

怖いですねぇ…

穂高梓

わ、私そんなにめかしこんでるかしら…

コージー

最後は俺だな。

ねりあめ(KP)

そう言うと、若く軽薄そうな表情の男が話し始めます。どことなく衣服や装備が高価なように感じますね。

コージー

コージーだ。出身はオーストラリア。よろしく。(NPC)

彼は今回の登山隊のスポンサーとなってくれた、オスコー財団の御曹司だ。

コージー

御曹司だなんて言い方、やめてくれよ。俺はいわゆる金持ちのボンボンとは違う。

コージー

自らの足で、自然に抗う一流のアルピニストだ。

コージー

今回の登山だって、親父がカネを出さなかったとしても俺は登っていたさ。

コージー

いいか。俺は、俺の力で登るんだ。オスコー家の力で登るんじゃない。

…だそうだ、よろしく頼むよ。

猫川黒

まぁまぁ、足は引っ張らないでくださいね！

緑井凜々蝶

…ねえねえ、アルピニストって何？

小声気味に凜々蝶がそう問う。

み、緑井くん、アルピニストを知らないのかい？

私は人選を間違えてしまったのか…？

緑井凜々蝶

いやいや、…！あ、あのアルピニストですよね、！！当然知っていますとも…、！！

相宮直央

まさかアルピニストも知らないような人がメンバーとして参加しているとは思わなかったわ。

猫川黒

本当に大丈夫なんですかぁ…？

ねりあめ(KP)

和気あいあいとした雰囲気ですね。

りりちよ

和気…あいあい…？（PL）

(※（PL）と書いてあるのはPLです)

相宮直央

でもK2、君のことは信頼してるけど、他2人に関しては信頼に足る実績はあるの？

ふむ。先程言ったことの繰り返しになってしまうが、梓に関しては間違いない。プロの登山家と言っても問題ないだろう。

相宮直央

…まぁ、君がそこまで言うならとりあえずは信じよう。

コージー、君はどうだ。登山に自信はあるか？

コージー

何言ってんだ。オスコー財団の跡取りだぞ？！自信なんかあるに決まってる…！

りりちよ

まずそう…（PL）

猫川黒

いやいや、他にももう1人まずそうな人がいるじゃないですか。

緑井凜々蝶

え、俺ですか？

ねりあめ(KP)

殺伐としてるな…

相宮直央

ま、俺は誰が死のうと別に構わないけど。覚悟がないなら引き返すべき。

言い方はともかく、内容に関しては本当にその通りだ。

緑井凜々蝶

…（あれ、これやっぱり俺に言われてる？）

…さて、ではそろそろブリーフィングを始めるとするか。

まずこの計画の概要を説明しよう。

御存知の通り、この科学の時代においても、かの南極大陸は謎のヴェールに包まれた土地だ。そこについ先日、驚くべき山脈が発見された。

誰が呼び始めたのか知らないが、"狂気山脈"。最高峰の推定標高は1万300mにもなるそう。

エベレストを1000m以上も超える、世界最高峰さ。

皆さん御存知だと思うが、先日、大規模な登山隊が組まれた。名だたる登山家たちが参加していた。

しかし、彼らは失敗した。帰還者は0だ。そのあまりに大きな失敗を前に、各国は尻ごんでいる。

だが、僕たちは登山家だ。今までにない大きな山が姿を表した。臆してる場合じゃない。

何が起こるかわからない、危険な挑戦になる。だが、夢がある。そうだろう？

どうだ、猫川くん。

猫川黒

俺はその場にあった景色を一枚の絵に収めるだけですよ。

猫川黒

例えそれがどんな景色でも、ね。

りりちよ

マジで言いたいだけ。（PL）

Nao

隙を見せたら言ってくる。（PL）

それは高ければ高いほど、いい景色だろうな。

猫川黒

当然ですよ、そのためにてっぺんを目指すんですから…！

相宮くんはどうだい？

相宮直央

俺はいつも通り、山頂の景色を見ながらタバコを吸いに行くだけ。

緑井凜々蝶

携帯灰皿を忘れないでくださいね。

標高1万300mでタバコが吸えるかは怪しいところだが…

相宮直央

心配には及ばない。低温地帯でも燃える化石燃料を持ってきてるから。（適当）

ぬ、抜け目ないな。

緑井凜々蝶

タバコが先にしけそうですけどね…。

緑井くんは、第一次登山隊に何か思うことがあるんじゃないか？

緑井凜々蝶

そうですね…。第一部隊の安否は特に追加情報はないってことですよね。

ああ、一か月前に連絡が途絶えてしまったきりだ。

正直なことを言うと、あまり希望を持てないだろう。

相宮直央

じゃあ俺達は救出とかよりも山の踏破に集中する形でいいのか。

まあ勿論見つかれば救出するだろうが、こちらから積極的に、というわけではないな。

緑井凜々蝶

あまり希望は持てない状況ですが、見つかる可能性にかけて、俺は行きますよ。

あまり無責任なことは言えないが、見つかるといいな。

…ところで南極上陸の許可や、そこからの移動手段などはオスコー財団が手配してくれた。

狂気山脈周辺からは気候条件が厳しく、安全上の観点から航空機が飛ばせない。

だから南極上陸後、南極調査隊の犬ぞりを借りて山脈の麓、おおよそ4000m地点まで移動する。

そこから、標高差6000mの登山だ。目標は、山脈最高峰ただひとつ。

航空写真から割り出された地形図を元に、最も登頂確率の高いルートを割り出した。

第一次登山隊が通ったのと、恐らくほぼ同じルートだ。何か質問は？

全員特にないと答えた。

さて、では作戦を立てよう。主に装備に関してだ。

主

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次回もお楽しみに！ばいばい！

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わんこ@プリ小説メイン垢

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