もぶ
いふ
俺の名前はいふ。 見ての通り、クラスの一軍男子と悲しいことに仲がいい。
できれば、羽目を外して遊ぶなんて事はあまりしたくない。
だけど、こいつらといるとどうしてもそういう訳にはいかない。
いつか、人を傷つけてしまいそうで怖い。
もぶ
もぶ
もぶ
ほとけ
無言で本を読んでいるあいつ。 確か、ほとけと言っただろうか。
もぶ
いふ
明らかに断れる雰囲気ではない。
でも、俺だってふざけて付き合う、なんて真似はしたくない。
いふ
仕方なく、俺はあいつらと負けを決めた。
いふ
見事、負けてしまった。
もぶ
もぶ
いふ
もぶ
いふ
仕方ない。俺が勝負をしたのだから。
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
もぶ
もぶ
さっさと告って、別れを告げる。それだけだ。
ほとけ
いふ
ほとけ
一気に顔が赤くなる水色頭。 少し、罪悪感はあるが仕方がない。
ほとけ
ほとけ
まあ、1週間もしたら振っても 問題ないだろう。
いふ
1週間だけのパートナー。 そう思えば良いのだろう。
ほとけ
ほとけ
いふ
迷惑をかけるのだから、 これくらいはしないといけない。
ほとけ
いふ
オシャレな雰囲気のカフェ。 周りは、カップルだらけだ。
その横で、パフェをたらふく食べる俺の仮の彼女。
ほとけ
小さな口で、大きな1口。
頬にクリームを付けている。
少し無邪気で、少し赤面。 そんな彼を見て俺は、
いふ
そう思ってしまった。 仮の彼女、そのはずなのに。
いふ
いふ
少し彼氏らしく、クリームを取って舐める。
そのクリームは、とても甘かったけど、なぜか少し酸っぱい。
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
何故だろう。 あんなやつらと笑うより、 清々しくてとても楽しい。
それからというもの、
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
毎日、いふくんと呼ばれるのが楽しみになっていった。
知れば知るほど、 君が可愛いと思える。
だが、時と言うものは早い。
今日で、ほとけと出会って6日目だ。
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
無邪気に笑う君。 とても眩しい
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
どうやら、感ずかれていたようだ。君に本当の事を伝えるなら今だろう。
いふ
いふ
いふ
口から、言いたくなかった言葉が詰まりながら出る。
ほとけは、どんな事を言うのだろうか。
怒っても仕方がない
ほとけ
いふ
ほとけ
驚きの言葉だ。 俺は、口が開いたまま閉じない。
長い沈黙の後、ほとけが 口を開いた。
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
そのあどけなくて、 少し悲しそうな笑みを見て、 心が痛くなった。
もっと痛いのは、 ほとけのはずなのに。
いふ
いふ
俺は、震えながらそう伝えた。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
そう言って、笑いながら 君は泣いていた。
ほとけ
そういう君は、ドアノブへと 手を伸ばした。
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
ほとけ
初めてだ。自分から告白するのは。
いふ
いふ
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
今までは、遊びだと思っていた。だけど_____
これからは本気で、ほとけと居たい、そう思った。
おまけ
いふ
もぶ
いふ
はあ…なにも ほとけの事は知らないくせに。
もぶ
もぶ
ほとけ
もぶ
もぶ
ほとけ
もぶ
もぶ
いふ
もぶ
ほとけ
いふ
いふ
かなりおしゃれで、可愛らしい。 ほとけによく似合っている。
ほとけ
ほとけ
いふ
もちろん可愛い。だが……
いふ
ほとけ
ほとけ
いふ
いふ
ほとけ
そう吐き捨てて、俺は席に着いた。
もぶ
もぶ
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸
コメント
9件
空気になれてることを感謝しろ!私にもっと近くで見れる席を譲れえ!
モブらどんまい乙