コメント
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うわぁぁ💛ちゃんそんな事言わないでー!
ふと時計を見てみる
時刻は午後23時42分
もう零時になる
それなのに俺の最愛の人はまだ帰って来れない
仕事だから、仕方ないし
俺ら2人のために働いてるし
だから、せめてお出迎えは毎日欠かさずやってるよ
これが今、僕から君にできる唯一の愛情表現
r.
でも、やっぱり要らないこと考えてしまうね
この行動すらも面倒くさがられてるのでは?
毎日のように遅くまで起きて隈だらけの醜い僕の顔を見たくないからわざと残業してるのでは?
いや、そんなはずないよ
大丈夫
元貴はそんな人じゃない
でもわからないよ
捨てられるかも
やめた方がいい?
元貴に聞く?
もう、本当の君の心中も僕の心中もわからないよ
r.
暗い部屋の中、俺はまたパソコンちゃんと睨めっこ
何が楽しくて毎日のようにこんな奴と見つめ合わないといけないのか
そんなこと考えはじめたらキリがないので
未だ家で自分の帰りを待ってくれているであろう最愛の人のことを考えることにした
やっぱり俺には涼ちゃんだけ
涼ちゃんの顔を見て、匂いを感じて、肌で触れて、声を、動作を、優しさを、愛を想像してみる
m.
やば、好きすぎて声漏れちゃった
仕事に集中してはやく帰ろう
ふと時計を見る
時刻は午後23時50分
…あと10分
あと10分で帰れる、解放される
涼ちゃんに会える
帰りに何かケーキでも買おうか?
いや、花とか…
あ、涼ちゃんの好きなきのこでも……
とにかく、あと10分頑張りますよ大森は
待っててくれてありがとね、涼ちゃん
もっともっともっともーっと頑張るから
m.