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さな
私は呑気に自室で歌を歌っていた
さな
バン!
外で物音がした
なんだか、
胸騒ぎがした
自分には関係ないことだ。
そう、いつも、他人に何かあっても無視していた
いつもなら
でも、今は必死に外に飛び出していた
無我夢中で
自分でもコントロールできないくらいに
なぜかって?
さな
そう、弟がいつも遊んでいる公園の場所から音がしたからだ
しかも、今に限って
弟のとしやがその公園で遊んでいる
お願い!としやが無事でいて…!
そう心の中でずっと言っていた
公園に着いた
さな
弟が撃たれそうになっていた
猫
猫が犯人を引っ掻いてくれた
さな
さな
としや
さな
私はとしやを強く抱き締めた