別の時間を生きる君に恋をした

…なんか面白いこと起きねぇかな、 タイムワープ.ᐣとかそーいうの

なんて考える

正直、この世界には飽き飽きしていた

平和で飯や寝床に困らないのは有難いことなのかもしれない

それでも、飽きるものは飽きる

友達には恵まれている

学校では陽キャとしてクラスの中心に居るが、面倒が勝つ

学校や公共の場で悪ふざけをする事の何が楽しいんだか俺にはさっぱり分からない

授業はだいたいサボる

教科書さえ読めばある程度は頭に入るからな

わざわざ集団で勉強する必要ないだろ、

俺の家の庭にはなぜか井戸がある

俺の家はどちらかと言えば新築に近い

なんでこの家を建てる時に取り壊さなかったのだろうかと今でも思うが、いい場所になっているので気にしていない

実はこの井戸は底が見えていて、メジャーで深さを測ったことがある

深さはだいたい2m弱で俺の身長だとすっぽりと入り切る

井戸の幅も同じくらいで人1人入れる

だから中がどうなっているか、中から外はどう見えているのか気になっていた

運動には自信がある方で、井戸は石でできているから、上がって来れるだろうと判断した俺は、井戸に入ってみることにした

まさか、この判断が俺の人生をガラッと変えるとは思ってもいなかった