日常組の非日常

一方同時刻

2年生教室

チャイムが鳴った後に教室に帰ってきたがどうやら今日は補習授業で先生がいなかった

俺の机を何人かで囲って俺のカバンの中の荷物を漁っていた

その言葉を聞いた瞬間背筋がゾッとしなぜあの時間に鞄を持って教室を出なかったのかと後悔した

とある女子のイかれた提案はみんなに好評で男子に取り押さえられてしまった

勿論そんな抵抗も虚しく長年みんなに隠していた秘密が明らかになってしまった

我慢していた涙が此処にきて溢れてしまってもう止まらない

俺の秘密を知ったクラスメートは面白がる奴もいればカラダに興味を持つ奴、悲しむ奴、引く奴、驚く奴、便乗する奴……

様々人がいるがみんな俺を見せ物のように扱った

ジリジリと沢山の人が俺に群がってきて俺を抑える力も強くなった

ズボンに手をかけられ、全てを諦め絶望し目を瞑りその時を待っていたがその手が進めらることは無かった

ベチンｯ！！

その代わり教室中に皮膚を思いっきり叩いた音が響き渡った

目を開けると1人以外みんな硬直していた

フィーは俺の荷物と服を持って手を引きながら教室を後にした

保健室の先生は今ちょっとおらず代わりにフィーが今朝やられた傷を手当てしてくれた

彼女は教室にいた時よりも優しいくも独特の口調に戻っていて何だかホッとした

教材には確かに落書きなどされていたはずなのに返された教材には綺麗なままだった

やはりこちらの質問には全く答えてくれなかったがあの地獄から連れ出してくれたことにすごく感謝してる

それだけ行ったらフィーは保健室を出て行ってしまった