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異界に堕ちた君へ

第2話 - 第2話　様々な巡り合い

2025年06月16日

#文字化化BL

#二次創作

#男主人公

くろがさ

エレベーターから降りると、俺は知らない場所にいた

佐倉翔太

どこだ…ここ…

………………

佐倉翔太

あれ…さっきまであったよな…？

振り返ると、俺が乗ってきたはずのエレベーターがなくなっていた

佐倉翔太

とりあえず、スマホ…

…………

佐倉翔太

電源がつかない…

佐倉翔太

（とりあえず、バッグはあるが…スマホが使えないんじゃ…助けも呼べないな）

佐倉翔太

…！そういえばあいつは…！

周りを見回すと、誰もいなかった

…………

佐倉翔太

（ふぅ…とりあえずは逃げれたみたいだな…）

佐倉翔太

出口を探さないとな…

佐倉翔太

……………

佐倉翔太

待てよ…何で帰る必要がある…？

佐倉翔太

（いやいや…何言ってんだ…）

佐倉翔太

（別に、あの家に思い入れなんてないが…食料とか、寝る場所とか…）

佐倉翔太

（まぁ、一応出口探すか…）

誰かの足跡が聞こえる

佐倉翔太

（…！？誰かいる…？）

段々と足跡の音が大きくなる

…………………

足跡が止み、見てみると、そこにはフードを被った何かがいた

フードの男

____、______？（あなた、人間？）

佐倉翔太

（なんだ…？こいつ…）

フードの男

____、____....？（言葉　理解　〜ではない？…）

佐倉翔太

（何言ってるか全然分からない、言葉が違うのか…？）

すると、そのフードの男は自分と俺のことを指さしてきた

フードの男

___、___（わたし、あなた）

交互に指を指しながら、言葉を発している

フードの男

____？（理解？）

佐倉翔太

（わたし、あなたって言ってるのか？）

佐倉翔太

（発音が難しいな…とりあえず復唱してみよう）

佐倉翔太

___、___　（わたし、あなた）

フードの男

…！___、___（あなた、賢い）

佐倉翔太

（合ってたのわからないが、また知らない単語が出てきたな…）

佐倉翔太

（とりあえず、しばらく話してみよう）

そして、？？？時間後

佐倉翔太

（何時間経ったかわからないが、だいぶ時間が過ぎた気がする…）

管理人

ここから、普通に話していきます。おそらく異界語は、一人称や、喋り方が一人ひとり違うなどはないと思うので統一していきます。（）の時は普通に日本語で喋っている時と覚えていただければ幸いです。

フードの男

あなた　名前　何　？

佐倉翔太

（だいぶ分かるようになってきたな…）

佐倉翔太

私　名前　翔太

フードの男

ショウ…タ…？　

佐倉翔太

（発音の仕方が違うから難しいみたいだな…）

佐倉翔太

あなた　理解？

フードの男

理解…

フードの男

ショウタ…？

佐倉翔太

何？

フードの男

良かった　名前　合っている

佐倉翔太

あなたの　名前　何？

フードの男

私　名前　多分　無い

佐倉翔太

（名前が無いのか…でも、無いのも不便だよな…）

佐倉翔太

私　あなた　名前　付ける　良い？

フードの男

私の　名前…

フードの男

あなた　私の　名前　付ける　良い

佐倉翔太

分かった

佐倉翔太

私　考える

フードの男

ありがとう

佐倉翔太

（よし、なんとか承諾得たけど、ネーミングセンスがめっちゃあるわけでもないんだよな…）

佐倉翔太

（う〜ん…、フード被ってるから「フウ」で、にするか、そのままだけど、まぁいいか…）

佐倉翔太

あなた

フードの男

何？

佐倉翔太

あなたの　名前　「フウ」

佐倉翔太

…理解？

フードの男

「フウ」…理解。

フードの男

私の　名前　「フウ」

佐倉翔太

合っている

フードの男

良かった

フウは少し、ソワソワし始めた

佐倉翔太

（落ち着きがないな…どうしたんだ…？）

佐倉翔太

どうしたの

フードの男

…私　嬉しい

フードの男

ショウタ　ありがとう

佐倉翔太

（喜んでたのか…なんかちょっと可愛いな…笑）

佐倉翔太

良かった

次の瞬間、頭が痛くなり始めた

佐倉翔太

ゔ……

フードの男

…！？

俺はその場にうずくまる

フードの男

ショウタ！！　大丈夫？！

フードの男

怪我…？…病気…？

佐倉翔太

（頭痛い…）

佐倉翔太

（心配してくれてるのか…）

しばらく経って、段々と痛くなくなってきた

佐倉翔太

大丈夫

フードの男

ショウタ　可能　歩く？

佐倉翔太

歩く　可能

佐倉翔太

（何だ今の頭痛…そういえばここに来てから何も食べてないな…）

佐倉翔太

（今更だけどそういえばフウって、何で斧持ってるんだろう）

佐倉翔太

フウ　なぜ　それ　持っている？

斧に指差す

フードの男

これ　私の　道具　危険　仲間　殺す

佐倉翔太

（なるほど…フウの他にも誰かいるのか、そして危険な仲間ってことは、そいつらに殺される可能性があるってこと…？）

佐倉翔太

（フウとずっと話してて、この部屋から一歩も出てないから、知らなかった）

佐倉翔太

（それじゃあ、いざという時に何か武器になる物を見つけないとな…）

フードの男

ショウタ　外　危険　仲間　いる　気をつける

佐倉翔太

理解

佐倉翔太

私　道具　必要？

フードの男

道具　必要

佐倉翔太

分かった

俺は辺りを見回し、何か武器になるものはないか探してみる

佐倉翔太

（お、こんなところに鉄パイプがある…もらっておこう…）

フードの男

（ジー…）

佐倉翔太

（なんかずっと見てくるな…）

佐倉翔太

（まぁいいや、それじゃあバッグの中身も整理しておくか…）

フードの男

ショウタ　色　少し　違う　（肌を指差す）

佐倉翔太

（え、わ、ホントだ…、少し前より肌が白くなってる…？なんとも無いからまぁ良いか）

佐倉翔太

問題　無い　大丈夫

佐倉翔太

（よし、そろそろ行くか。）

フードの男

ショウタ　どこ　行く

佐倉翔太

外　行く

フードの男

ショウタ　一人　危険　気をつける　〜すべき

佐倉翔太

分かった　フウ　私　危険　あなた　呼ぶ

フードの男

分かった　

佐倉翔太

さようなら

フードの男

さようなら

佐倉翔太

（きっとまた会えるよな…）

フードの男

………………

フードの男

（ショウタ　私　守る　〜すべき）

そして俺はフウの事を後に、扉の先へ進むのであった

佐倉翔太

（やっぱり此処って、ちょっと薄暗いよな…）

佐倉翔太

…………

佐倉翔太

（やっぱ、フウ連れてきたほうが良かったかも…）

ふと、壁の隙間に目がつく

佐倉翔太

（隙間…）

すると、突然隙間から顔が現れた

隙間の男

こんにちは

佐倉翔太

ﾋﾞｸｯ（……！？びっくりした…）

隙間の男

あなたの　目　欲しい

佐倉翔太

（ん…？聞き取れないところがあるな…）

佐倉翔太

（何かが欲しいのか…？）

そう思って、その隙間の男に笑いかけると、次の瞬間

目玉を抉り取られた

隙間の男

目！目！

わけもわからないまま、俺は痛みに悶えていた

ショウタ

（…………！！！！！痛い！痛い！痛い！）

俺は持っていた鉄パイプを手放し、目頭を抑えてうずくまった

ショウタ

…………（何も見えない…）

ショウタ

（あの単語は、目って意味だったのか…、俺が軽率だった…畜生…）

自分の手に生暖かい液体が流れているのが分かる

ボタボタと血が流れ続けている

ショウタ

（誰もいないのか…、誰か…助けてくれ…）

その時、何かが這うような音がした

ショウタ

（誰かいる…？）

這いばい男

あなた　怪我？

ショウタ

（やっぱり誰かいた…！）

ショウタ

私　怪我　助ける　して欲しい

這いばい男

…！理解！　私　助ける　あなた

そういうと、その誰かはどこかに運んでくれた

ショウタ

（俺、今どんな体勢何だ…？背中がついたままなんだけど…）

どういう状況なのかわからないが、ひこずられていることは分かる

這いばい男

助ける　彼　して欲しい！

ショウタ

（誰かと話してる…？）

ナース

彼　怪我！　私　治療　する！

ナースが翔太の目を、包帯で巻いている

ショウタ

（うぉ、包帯巻かれた…）

ショウタ

ありがとう

這いばい男

あなた　人間？

ナース

珍しい！

ナース

あなた　なぜ　怪我　する？

ショウタ

（そう言われても、こっちもいきなりだったからな…）

ショウタ

私　目　取られた　誰かに

這いばい男

…！ひどい…！

ショウタ

私　目　見えない　困る　助ける　必要…

ナース

あなた　休む　必要

ショウタ

分かった　休む　場所　ある？

ナース

ある　案内する

ショウタ

私　目　見えない　連れて行く　して欲しい

這いばい男

私　連れて行く！

ショウタ

ありがとう

ショウタ

私　可能　歩く　腕　引っ張る　して欲しい

這いばい男

分かった

ショウタ

（流石にもう、ひこずられたくはない…）

ナース

あなた　私　付いてくる

ショウタ

（ふぅ…なんとか、着いたみたいだな…）

ナース

私　行く

ショウタ

治療　ありがとう

そして、ナースは去っていった

ショウタ

（寝るか…）

そう思っていたが、ベッドの下から這いばい男が覗き込んでいた

這いばい男

あなた　大丈夫？　辛い…？

ショウタ

問題　無い　少し　痛い　だけ

這いばい男

私　あなた　心配

ショウタ

（すごく、心配されている…良いやつだな…）

這いばい男

（撫でる）

ショウタ

（…？撫でられている…？）

ショウタ

（嫌な気はしない…むしろ心地いい…）

ショウタ

（こんなことされたの、初めてだ…）

這いばい男

あなた　嬉しい？

ショウタ

嫌いじゃない　

這いばい男

良かった

ショウタ

（初めて会ったやつに、何でこんな優しいんだろう…）

ショウタ

（そういえば、こいつにも名前は無いのか…？）

ショウタ

あなた　名前　ある？

這いばい男

名前　ない

ショウタ

（やっぱりか…）

ショウタ

（もう名前、つけまくるしか無いかもしれないな…この世界では…）

ショウタ

私　あなた　名前　つける　良い？

這いばい男

…！！　して欲しい！

ショウタ

（じゃあ…クロ…、とりあえず今は、何も見えないから…）

ショウタ

あなた　「クロ」　名前

這いばい男

クロ…

這いばい男

私　嬉しい！

這いばい男

クロ！クロ！　私の！　名前！

ショウタ

（めっちゃ喜んでるな…良かった…）

這いばい男は、高い声を上げながら笑っていた

這いばい男

あなた

ショウタ

何

這いばい男

あなたの　名前　何？

ショウタ

這いばい男

ショウタ…　私　あなた　好き！

這いばい男

優しい！

ショウタ

（おお…なんか懐かれた…）

ショウタ

私　疲れた　少し　休む　おやすみ

這いばい男

分かった　おやすみ

数時間後…

ショウタ

（ゆっくりと起き上がる）

這いばい男

ショウタ！　起きる！

ショウタ

私　起きる　問題　無い？

這いばい男

問題　ない！

ショウタ

良かった

ショウタ

（何時間寝たんだろう…包帯とっても大丈夫だろうか…）

包帯を取ってみると、前とは少し違う景色なような気がした

ショウタ

（…！見える…、もう見えないかと思った。）

ショウタ

（まぁ、完全にはまだ治ってないから包帯はつけておこう…）

這いばい男

ショウタ　目　問題　無い？

ショウタ

少し…　大丈夫

ショウタ

（あれ…包帯巻いてても、見える…、あれ…目眩が…）

ショウタ

ゔ…

這いばい男

ショウタ！　大丈夫！？

ショウタ

問題　無い…

ショウタ

（視界が…、白黒…でも、所々、色が付いてるのもあるな…）

ショウタ

（何なんだ…？まぁいい…）

ショウタ

（そろそろ、動かないといけないような気がする…）

ショウタ

私　行く

這いばい男

ショウタ　どこ　行く？

ショウタ

出口　探す

這いばい男

なるほど　

這いばい男

ショウタ　待つ　一人　行く　危険

ショウタ

大丈夫　問題　無い

ショウタ

また　どこか　会う　クロ

這いばい男

私　また　会う　したい　ショウタと

ショウタ

大丈夫　また　会う　可能

クロはどことなく寂しそうだ

ショウタ

（しょうがねぇな…、最後に撫でてやるか…）

俺はクロに近づき、頭を撫でる

ショウタ

また　会う　可能　理解？

這いばい男

理解…！　私　待つ　会う　また　ショウタと

這いばい男

私　撫でられる　嬉しい！

ショウタ

良かった

ショウタ

私　行く　さようなら

這いばい男

さようなら！

ショウタ

（あ～…だいぶ、歩いたな…）

ショウタ

（少し休憩するか…）

俺は、クロと別れたあと、一人で探索していた。

ショウタ

（ここにいるのは、変なやつばっかだな…）

ショウタ

（確実に、人間ではない）

ショウタ

（俺も段々と、あいつらに近くなっている気がする…）

ショウタ

（肌の色も、もう白に近い色だし、包帯巻いてるのに見えてるし…）

ショウタ

（おまけに、たまに起こる頭痛と、殺戮衝動…）

俺は色々、分かりはじめていた。時間が経つにつれて…おそらく…「怪異化」が進んでいるということも…

ショウタ

（この状態で、出口見つけて、脱出しても…通報されるだけか…）

ショウタ

（いっそ、ここに住んでもいいかもな…）

誰かが近づく音がする

ショウタ

（嫌な感じ…）

空間が歪むような音、そして、後ろに誰かが立っている

ショウタ

（逃げる間もなかったか…）

赤い傘の男

あなた　見つける

ショウタ

（…………………）

恐怖で、足が動かない

ショウタ

（今までの奴らは、平気だったのに…何で、こいつだけ…）

赤い傘の男

あなた　名前　教える

赤い傘の男

名前　教える　して欲しい

なんとか、声を出そうと振り絞った

ショウタ

私　あなた　怖い

赤い傘の男

…！

赤い傘の男

ごめんなさい

そう言ったおかげか、赤い傘をさした男が目の前に、しゃがみこんだ

ショウタ

（この赤い傘…、あの時の…、というか色が見える…より濃い色だからか…？）

赤い傘の男

あなたの　名前　欲しい

ショウタ

なぜ　私の　名前　欲しい？

赤い傘の男

私　あなた　連れて行く　私の　世界

ショウタ

（それは、嫌だな…）

赤い傘の男

可能？

ショウタ

だめ　可能　〜ではない

赤い傘の男

私　欲しい　あなた

赤い傘の男

………………………

赤い傘の男

私　連れて行く

ショウタ

（…！？無理やり…？）

ショウタ

（…だったら、倒すしか無いだろ…！）

そう思い、持っていた鉄パイプを振り下ろしたが、あいつには当たらなかった

ショウタ

（実態がない…！？）

次の瞬間、傘に覆われ何も見えなくなった

ショウタ

（ここどこだよ…）

すると目の前に、赤い傘の男が現れた

赤い傘の男

あなた　私と　一緒　ずっと　ここにいる

ショウタ

（うーん…、普通に出せって言っても出してくれないだろうな…）

ショウタ

（こういうときは、話し合いが一番か…）

赤い傘の男

あなた　私　好き？

ショウタ

（いきなり、直球で聞いてきたな…）

ショウタ

まだ　好き　〜ではない

赤い傘の男

あなた　私　好き　〜ではない（ｼｭﾝ…）

ショウタ

（そういう反応なんだ……少し、可愛いかも知れない…）

ショウタ

（こいつ…デカいのに子供みたいだな…）

俺は、何故かこいつの頭を撫でてやりたくなった

ショウタ

（よしよし…）

赤い傘の男

……？？？

赤い傘の男

何　これ

ショウタ

あなた　元気　〜ではない

ショウタ

私　これ　する

赤い傘の男

（…ｷｭﾝ）

赤い傘の男

………？？？？（顔が赤くなる）

ショウタ

（顔が赤くなった…？）

赤い傘の男

これ　なに　私　わからない

赤い傘の男

心臓　少し痛い

ショウタ

…？？　私も　分からない

ショウタ

（何のことを言ってるんだ…？）

ショウタ

あなた　私　なぜ　好き？

赤い傘の男

あなた　私を　助ける　した

赤い傘の男

私　あなた　欲しい

ショウタ

（こいつのこと助けたことあったっけ…？いつの事だろう…思い出せない…）

ショウタ

（とりあえず、ここに出ることを考えよう…）

ショウタ

（逆に、あいつのこと欲しいって言ってみるか…？）

ショウタ

私　あなた　欲しい

赤い傘の男

…！？

ショウタ

あなた　名前　ある？

赤い傘の男

名前　無い　分からない…

ショウタ

私　あなた　名前　つける

ショウタ

あなたの　名前　「アカ」

赤い傘の男

「アカ」…

ショウタ

…理解？

赤い傘の男

理解

ショウタ

あなた　私の　物

ショウタ

…可能？

赤い傘の男

………………

ショウタ

（流石に駄目か…？）

赤い傘の男

分かった　私　あなたの　物

赤い傘の男

私　嬉しい…！　あなた　私　好き？

ショウタ

……少し　好き

赤い傘の男

良かった…！　私　好き　あなた

赤い傘の男

あなたの　体　私　いる

ショウタ

（俺の体の中に入るのか…！？）

ショウタ

…分かった

赤い傘の男

………♡

赤い傘の男

あなた　助ける　必要　私　呼ぶ

ショウタ

分かった

そういうと、アカは本当に俺の体の中に吸い込まれるように入っていった

ショウタ

（ん…？赤い傘がある…、あいつの…？）

その傘を拾うと、元の場所に戻っていた

ショウタ

（戻ってきた…？）

もう片方の手を見てみると、赤い傘を持っていた

ショウタ

（手が塞がる…）

ショウタ

アカ…

赤い傘の男

何

ショウタ

…！！

すると、いきなりアカが現れた

ショウタ

（びっくりするだろ…、本当に俺の中にいるんだな…）

ショウタ

これ　物　しまう　可能？

赤い傘の男

可能　あなた　小さい　変化　物　する　想う

ショウタ

（俺がなにか小さい物に、変えないといけないのか…）

ショウタ

（腕輪にでもするか…）

俺がそう思った瞬間、赤い傘が腕にはめれるぐらいの小さい腕輪になった

赤い傘の男

あなた　すごい

ショウタ

アカ　教える　ありがとう

赤い傘の男

良かった

赤い傘の男

……………………

アカは急に黙って、こちらをじっと見ている

ショウタ

どうしたの

赤い傘の男

…私　まだ　知らない　あなたの　名前

ショウタ

（あ、そうか…まだこいつに教えてなかったな…）

赤い傘の男

教える　嫌い………？

アカが、上から俺の顔を覗き込み、その大きな目で俺の顔をじっと見つめる

ショウタ

（こいつ、こんな目をしてたのか…）

赤い傘の男

全部　名前　教える　して欲しい

ショウタ

（フルネームで言えってことか…？）

ショウタ

…佐倉翔太

赤い傘の男

佐倉翔太…　理解　私　ショウタ　好き

目を見開いて、笑顔になっている

ショウタ

（そんなに喜ぶことか…？）

赤い傘の男

好き　好き　好き　好き　好き　好き

ショウタ

（あー…分かった、分かった…分かったから…）

アカが、俺のことを急に抱きしめ始めた

ショウタ

（…………！？）照

ショウタ

（急になにするかと思ったら…！どこでそんなこと覚えたんだ！？）

赤い傘の男

ショウタ　外　世界　行く　して欲しくない

ショウタ

（なんだこいつ、寂しいのか…？）

ショウタ

（別にもう、外に出る理由なんて…）

ショウタ

（もう、ずっとここにいるか…）

ショウタ

（そうしよう）

ショウタ

私　外　行く　しない

その言葉に反応したのか、アカがこちらに顔を向ける

赤い傘の男

…本当？

ショウタ

本当

赤い傘の男

良かった　私　すごく　嬉しい…

さらに抱きしめる力が強くなる

ショウタ

（痛い…！痛てぇって…！）

ショウタ

アカ　止まる！　私　痛い　これ！

赤い傘の男

…！　ごめんなさい

アカが手を離す

ショウタ

…大丈夫

ショウタ

（死ぬかと思った…）

ショウタ

私　アカ　また　呼ぶ　だから　あなた　休む　私の　体　中　戻る

赤い傘の男

…！ごめんなさい…　ショウタ　私　嫌い　なる？

ショウタ

嫌い　〜ではない

アカの顔が明るくなり、大人しく俺の体に戻っていった

ショウタ

（面倒くさい奴だな…）

ショウタ

（まぁ…いいか…）

こうして俺は、出口を探すのをやめ、異界で過ごすことになった

管理人

いかがだったでしょうか？

管理人

あまり恋愛要素はありませんでしたが、楽しむことができたでしょうか？

管理人

これから、どんどん恋愛要素は入れていくつもりですので、ご安心ください

管理人

次の話数では、銀髪の男、生首君、長鉈の男を登場させようと思っています。

管理人

あともう一つ、謝罪しておきたいことが…私のネーミングセンスの無さを温かい目で見守っていただけると幸いです。

管理人

もし、そのキャラに似合わない。つけてほしくない、などがあったら変更するように致します。

管理人

知っていてもらいたいのは、この作品は、あくまで二次創作だということ、本家様とは一切関係ありません。

管理人

多少、本家様のを参考に話を作っているところもあります。なので、もし私が二次創作でしてはいけないことをしている。などがあったら、すぐに教えていただければ幸いです。その場合、作品の話の内容の変更することがございますのでご了承ください。

管理人

最終手段として、作品を削除するということもあり得るので、そこもご了承ください。

管理人

更新頻度について不定期です。

管理人

気長に待っていただけると、助かります。

管理人

それでは、さようなら。

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くろがさ

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