蜘蛛 vs 鷹 の戦闘

ｶﾞﾗｯ 窓を開け、こっこりと 本部に入る。

ﾊﾞｻｧｯ 目の前に、美しく、 赤く染まったかのような翼が広がる。

窓から糸を出し、ビルに次々と くっつけて、移動し出ていく。

ビルからビルへと、 糸で繋ぎ、スパイ〇ーマンのように 移動していく

蜘蛛之 糸 ｸﾓﾉ ｲﾄ ヒーロー名︰スパイダー 個性︰糸 蜘蛛の糸を束ねた状態の太い糸や、 細い、繊維のような糸などの 様々な糸が出せる。 （因みに出すのは手のひらや指先。 つまり自由自在なのである。） 覚醒すると、出した糸に毒を入れて 相手に刺すことができる。 体の中に溜まったエネルギーを 個性の「糸」として放出する為、 出しすぎるとエネルギーが 足りなくなって、 キャパオーバーする。 キャパオーバー 軽い︰ある程度の目眩。ふらつき。 ちょっと強い︰少しの睡魔。頭痛。 強い︰1時間程度の眠気、睡魔。 限界値︰ぶっ倒れる→最低1日、 最高1週間の眠り。 年齢︰25歳 好き︰…？？ 苦手︰ミント、鳥。

ホークスこと鷹見 啓悟（ﾀｶﾐ ｹｲｺﾞ）は、俺の後輩であり、元ファンだ。

あれは、俺と君が初めて出会った日。

俺とホークスが出会ったのは、 今から約10年前。

俺が15歳で、ホークスが… 11…12くらいか？ まぁ、そんくらいの時だ。

昔から無口だった俺は、 そう言いながら、楽しそうに笑い、 好きなヒーローの人形を 大事に抱えながら話をする 君を見て、不思議な気持ちになった。

…暖かかった。 子供ながら、人の温もりに 触れられたのが、 嬉しかったのかもしれない。

出会う前から、聞かされていた。 ホークスの、鷹見の…"過去"。 親に虐待じみたことをされ続け、 家を追い出され、 彷徨っていたらしい。 そこをフーリンに拾われたらしい。

俺は、ホークスが来る何ヶ月か前に 家を飛び出した所を フーリンの友人らしい、 スクーリーさんに拾われた。

フーリン 本名︰楓鈴 布良 ﾌｳﾘﾝ ﾒﾗ 個性︰風 風を操ることができる。

スクーリー 本名︰水流 愛永 ｽｲﾘ ﾏﾅﾄ 個性︰水 近場の水を操れる。

ﾊﾞｻﾊﾞｻｯ！！

ﾊﾞｻﾊﾞｻｯ……

そういって、 背を向けさっさと 歩き出すホークス。

呼びかけても、 振り返ろうとはしない。

まぁ、本人が何も言わないし… 話しかけられたくないのだろう。