それでも私は君が好き

~１週間後 ~

あれから丁度１週間

urによるとna彡を落とせるのも近いらしく、

あとはyanくんにna彡が浮気をしている証拠を突きつけ 2人を別れさせるだけになった

流石に上手く行きすぎて怖い、と言った方がいいだろう

それからスマホのメッセージアプリを開き、 トーク履歴の先頭にあった『ur』の名前をタップする

そこにはこれまでの経過情報が列をなしている

あとはここにある写真をyanくんに送れば…♡

その時、スマホが震えた

yanくんからだった

慌てて通話ボタンを押し、電話に出る

気分の高揚が隠せなかった

胸が大きく高鳴る感じ…、これが愛

電話口でyanくんの暗い声がした

物凄く沈んでいて、何処か悲しそうだ

あたたかも驚いているような演技をする

本当は全部知ってるけどね❤︎

違かった、とyanくんが言った

泣いているみたいで、声が掠れている

トーク画面に映り、画像が遅れてくるのを待つ

まさかyanくんが私を頼ってくれたなんて、

というメッセージと共に画像が送られる

ドキドキしながら、その画像を見ると

…そこには腕を組んで笑うna彡と…“urではない“別の男が映っていた

これで分かったことは１つ

na彡はur以外にも数人と“浮気をしている“

それは確かだった

yanくんとのメッセージを終えたあと、私は暫く画像を見て固まっていた

本当はそんなつもりじゃなかった

そもそもna彡が他の人と浮気しているなんて知らない

私はurに電話をかけた

電話口からurの声がした

なに、というurの声を遮り、私は口を開いた

意味がわからない、というように声を上げるur

私はそんなurのこれまでの事を全て話した

話が終わり、urはため息を吐くようにそう呟いた

urもこのことを知らなかったようだ

想像していたよりも早く、そしてスムーズに進められる

暫く沈黙が続いた

そして絞り出すようにurが発したのは

だった

et❤︎