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少し前____
高校生2年目が始まりしばらくした頃
彼とはたまたま委員会が一緒になった___
彼のことはよく知らなかったが、1年生の頃からよく耳にする名前だった。
所謂、一軍と呼ばれる彼等は噂の的になりやすく、俺も名前だけは知っていた。
🩷
彼と過ごす日々の中、俺にはそう思うことが何度もあった。
彼が噂に聞くよりも、素敵な笑顔を向けてきたからかもしれない。
なんて、委員会中に2人きりの空間で考えていると好きという2文字が声に漏れていたらしい。
💜
彼は引いたりせず、真っ直ぐ俺を見つめて、そう問いかけてきた。
その真剣な表情に、さらに好きという感情が加速する。
俺は多分、無意識のうちに彼を目で追っていたんだろう。告白と同時に恋心を自覚した。
🩷
気まづくなり必死に言い訳を考えていると、彼はふーんとだけ言葉を発し遠くを見つめた。
出会ってまだ数週間のクラスメイト、しかも、同性、、、
俺ヤバいやつじゃん、、
💜
両腕を首の後ろで組み、少し俯いた彼から返ってきた言葉に俺は目を丸くする。
自身の頬をつねりたくなるような出来事であった
付き合ってみっか、彼の言葉に
俺は小さく首を縦に降っていた
非現実的な出来事で俺が覚えているのは
両腕と髪で隠れた隙間から見える、彼の耳が少し赤らんでいたこと