初めてアイツを見た時に
その綺麗さに目を奪われたんだ
桜の下で髪をなびかせ、1人なにか物憂げに花を見つめるアイツに
いるま
そいつは俺の視線に気づいたのか振り返り話しかけてきた
「○○○○○○」
ピピッ…ピピッ…
いるま
暇72
いるま
暇72
暇72
いるま
これがいつもの俺の朝
起きるのが苦手なため俺よりまだマシななつに起こしてもらう。
それが理由で寮に入り、なるべく長く寝れるようにしたのだ
いるま
暇72
寮は学校の敷地内に建てられておりちょっとした桜並木の道を歩けばすぐに学校につく。
いるま
いるま
いるま
これから始まる朝練を憂鬱に感じながら登校する
昔はこうではなかった
中学もバスケが強豪と呼ばれている学校に通っていたので
朝練なんて慣れている
俺が嫌なのは…
いるま
バスケ部顧問
バスケ部顧問
コイツだ
俺のこの憂鬱な思いをさせているのは
別に俺は高校では普通にバスケをやめてのんびり過ごそうと思ってた
だけど、こいつが俺にバスケで推薦入学させたせいで
期待されてんのか、それとも恨まれてんのか
他の部員より早く来て、遅く残る
その間ずっとコイツのOKが貰えるまで帰らせてもらえないのだ
いるま
いるま
いるま
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