コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
両親2人 兄1人の4人家族
至って “ 普 通 ” の家庭
そう 思っていたのに
1人で留守をしていた日 家にヒーローが来た
名前は、、何だっけ
ヒーローが言った
“ 君 の 父 親 と 母 親 は ど こ ? ”
“ 知 ら な い ”
そう答えた
私はまだ小さかったから
今考えればよく理解できたかもしれない
次の日 学校から帰ったら
家に火がついていた
でも家に人はいない
だっていつもこの時間帯なら誰も居ないから
3人は無事だって
なのに
あの日は違った
両親は家にいた
そして兄も
その日は私の誕生日だったから
私だけが外にいた
私はずっとヒーローを待ち続けた
けど 来なかった
両親が “ ヴ ィ ラ ン ” だったから
そのせいで両親は救われなかった
もちろん兄もそう
目の前で家族が火の中に取り残されていた
世間では両親について多くの意見が飛び交っていた
“ ク ソ ヴ ィ ラ ン ” “ 最 低 な 人 間 ”
そして私は “ 可 哀 想 な 子 ”として
同時に “ ヴ ィ ラ ン の 子 ”として 扱われた
あの時 ヒーローが来ていれば
みんな助かったのに
ヒーローは私の家族を○した
“ ヒ ー ロ ー は 来 な か っ た”
▷▶︎▷next ❤︎ 1000