"その夜、君に出会った。"
#1
"出会い"
スタート
らん
なんとなく夜ここに来て歌を歌っていた
眠たいからか、上手く声が出ない
らん
そんな時、
君と出会った。
こさめ
毎日行ってる公園に
誰もいないはずの時間帯に行った。
こさめは歌うことが大好き!
綺麗な声もだ~いすき!!
でも家だと歌えないから
だから毎日夜、ここに来る。
…
こさめ
らん
綺麗な声
眠たいのかな、声が上手く出てない
でも、それでも分かる程に
綺麗な声。
1つの事で、ちっぽけな事で
泡になって消えそうなくらい
綺麗だった。
今までこさめは
「海きれー!!」
とか
「おぉぉ!!綺麗じゃん!!」
って、軽々しく言えてた
でも、この子…
名前も分からない人を見て
軽々しく言えなくなった。
たった一瞬でこさめは
恋に堕ちた
らん
こさめ
意を決して、声をかけてみた
そうしたら
らん
らん
こさめ
君は
びっくりしたみたいに
何故か分からないけど照れたような
そんな顔を見せた
こさめ
らん
心の底から「?」が浮かんでいる
きょとん、としたような顔を見せた
まだ出会って、話して数分だけど
この子は体中から感情が溢れ出てる
そんな子だ、と分かった。
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
…
…ほんとは、横顔も綺麗だったけど
ほんとは、
ハイライトのない君の目も
クマだらけの顔も
死にたそうな感情が出てる
その体も
性格も
全部全部
全部全部綺麗だけど。
これはこさめだけの
心の中での
秘密だから
らん
話しかけられた時、びっくりした
こんな綺麗な人に話しかけられるなんて
今までの人生じゃなかったから。
こんなに
こんなに顔も
声も
性格も
オーラも
全部全部綺麗な人がいるなんて
思いもしなかった程に。
そんなことを考えてたら
恥ずかしくなってしまった
…きっと恐らく
顔に出ている…
…恥ずかしい…
らん
なにか話さないと…!!
えっと…えっと…
そんなことを考えているうちに
こさめ
君は笑っていた
こさめ
俺はびっくりした。
だって
こんな綺麗な人にそう言われたのだから
らん
…この人のが絶対に綺麗なのに
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
なにか一言言わなくしたような間。
何を言うことを辞めたんだろう
なぜだか気になった。
らん
こさめ
らん
らん
らん
らん
こさめ
そんな笑顔で言われたらさ
嬉しくて、
こさめ死んじゃうよ?
…なーんちゃってw
でも、こさめは誰にも
この声褒められたことなかったから
初めて褒めてくれたのが
こさめ
らん
こさめ
こさめ
らん
らん
こさめ
こさめ
らん
こさめ
忘れてた
らん
こさめ
こさめ
らん
らん
こさめ
こさめ
らん
らん
…
ほんとは、
こんな綺麗な笑顔が
似合う子なんだろうな
らん
こさめ
らん
らん
こさめ
こさめ
…
え、まってまって
かっこよすぎない…?!
そんでもってかわいすぎない…!?
らん
らん
らん
らん
こさめ
こさめ
こさめ
こさめ
らん
特別…
特別、って嬉しいな、
…
こさめさんだからなのかも
しれない…けど、
コメント
27件
初投稿でこれは天才すぎます…🥲
初投稿?なので下手でも許してください💦