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青
桃
青
期待してそう聞くと
不思議そうに桃くんは答えた
桃
青
僕は慌てて笑い飛ばす
青
青
悲しくてつらくてそれ以上言葉が出ない
桃
明日は
桃くんと付き合って3年目の記念日
青
桃
素っ気なく返事をする桃くんを見てまた悲しい気持ちになったけど
僕は走って外に出た
青
青
桃くんが〝浮気〟してるって事くらい分かってるよ
1年も耐えてきたんだよ‥？
青
とりあえずご馳走とケーキと花束を用意して、明日別れちゃおっかな
青
青
なんで今までずっと我慢して別れなかったのか
そんなの、好きだからに決まってる
でもやっぱりきついな~、
記念日とか‥絶対忘れちゃいけないじゃん
青
青
桃
赤
青
家に帰ると、楽しそうに電話してる桃くんが居た
電話の相手は赤くん
声でわかった
赤くんの声が聞こえて、やっぱりか〜、っと呆れる
青
桃くんの浮気相手は赤くん
赤くんと話す時はとっても楽しそう
前に桃くんと赤くんがキスしてるのを見ちゃってさ、それで浮気確定したんだよねｯ
青
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
青
青
桃
もう聞きたくないよ
毎日〝赤〟〝赤〟〝赤〟ばっかり
青
青
桃
桃くんは短く返事して部屋を出ていった
青
青
ご馳走とケーキを用意して、花束を買っておく
手紙と花束置いて家を出ようかなｯ
青
そうつぶやいて、僕は眠った
✿朝✿
青
桃
桃
青
青
桃
桃
青
これで、ばいばいだね
僕はご馳走作りを始めた
青
自分でも結構うまく出来たんじゃないか、と思う
青
僕は財布を持って家を出た
※ケーキ屋です※
青
店員
店員
店員
青
店員
店員
青
青
店員
店員
店員
青
※花屋さんです※
青
店員
青
店員
青
店員
青
店員
青
飛ばします！
ｰお会計終わりましたｰ
店員
青
青
青
青
青
青
青
桃くん視点
桃
桃
桃
桃
桃
家に入ると、誰も居る気配が無くて、静かだった
いつもなら青が笑顔で返してくるのに‥
しかも、青の物がほぼ無くなっていた
桃
どこを探しても青は居なくて、舌打ちしながらリビングへ戻る
桃
桃
俺は見た
テーブルにバラと紙が置いてあるのを。
桃
紙をよく見ると、
桃くんへ 赤くんと幸せになってね 愛してる 青より
と書いていた
桃
桃
桃
携帯で調べていると、
【バラの意味】 〝あなたを愛しています〟
桃
桃
桃
俺はいてもたってもいられなくて家を飛び出した
桃
桃
無我夢中で走った
青は俺を愛してくれてたのに俺はそれを無視して赤のところへ行ってしまった
赤のほうがデレてくれるから、少しならいいと思って俺は浮気をしてしまった
桃
ごめん青
青を力いっぱい抱きしめたくて
俺は雨を無視してひたすら探した
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