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ﾋｸｯ…ﾋｸｯ

初兎ｯ

僧侶の念仏

しょにだの親族の鳴き声

…しょにだはしんだ

飛び降り自殺…ほとけを巻き込んでの

ただただ泣き叫ぶ最年少

そんな最年少をなだめようとするも自分も残酷な現実と向き合うことが出来ないリーダー

…密かにしょにだに恋心を抱いていた最年長

あんなに元気で明るかったしょにだ

あいつがいればどんな空気も明るくなった

しょにだの母親がこっちに来る

俺とほとけが付き合った

そうメンバーに報告した日

メンバーは心からお祝いしてくれているとほとけは思っていた

が

実際はそんな甘くない事を俺は知っていた

しょにだは俺よりもずっとずっと前からほとけの事が好きだった

それを周りから‪”‬不仲‪”‬‪”‬不仲‪”‬と囁かれていた俺に取られたのだ

どれだけ悔しかったろう俺に対して怒りを覚えたであろう

兄貴だって…しょにだの事が好きだったのだ

好いとる奴を傷つけられていい気はしないであろう

ましてや兄貴は漢の中の‪”‬漢‪”‬

それでしょにだと付き合えたって喜ぶ事など…

ないこもリーダーとしてメンバー同士で付き合う事は本心では反対だった

いれいすも大きくなって沢山のリスナーの期待を

そして3つのグループの会社の社長として沢山の責任を抱えている

しっかりしているが少し抜けている彼

‪”‬炎上‪”‬

晒し系の活動者もいる中

こんな危険性のある事起こしたい訳がない

俺がないこの立場ならメンバーの幸せの為とはいえ賛成出来る自信が無い

りうらだって

あの容姿と性格だ

彼女の1人や2人くらい余裕で出来るであろう

高校・大学

青春という青春全てをこの活動に掛けてくれている

そんな彼を横目に俺たちは付き合ったのだ

だけどメンバーは

そんな気持ちを隠して祝っている…振りをしてくれていた

周りはすっかり暗くなり

ないこの表情もみえない

泣いているのか怒っているのか

それすらも分からない淡々とした口調

ほとけはしょにだの飛び降りに巻き込まれて大怪我を負った

愛するほとけを俺に奪われ生きる希望を無くしてしまったのであろう

そしてほとけ自身もそんなしょにだの姿をみて大きなショックを受けた

それで自分の名前さえ忘れる記憶喪失になってしまったのだ

兄貴の怒りの矛先が俺に向く

そりゃそうだ

俺は兄貴にとっては好いとる奴を自殺に追い込んだ張本人なんやから

‪”‬いなくならないで‪”‬

そんなないこの声に兄貴が応えてくれる事は無かった