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「 無知 」
とは 、どれだけ恥ずかしいものなのだろうか 。
青柳くんは 、何も知らない 。
僕たちが毎晩会っていることも 。
司くんが何人もの人とヤっている事も 。
全部知らない 。
司くんはそれを上手く利用して 、
青柳くんを釣った 。
司くんは色仕掛けが得意なだけあって 、
青柳くんは一切の疑いもなく 、
まんまと騙された 。
「 愛 」
とは 、どれだけ憎いものなのだろうか 。
僕たちは正真正銘 、純白の綺麗な愛で結ばれている 。
そう錯覚させる物は 、どれだけ醜いのだろうか 。
君を縛る 「 首輪 」
は 、どれほど愚かで綺麗なものなのだろうか 。
僕はそれを知らない 。
汚くて醜い愛も 、
恥ずかしくて怯えた無知も 。
全部知っているはずなのに 、
首輪だけ 、知らない 。
それを知りたい 。
無知は罪 。そうだろう?
何もかも知っている 、それが僕 。
きっと 、そうなんだろう 。