ガチャ
絢瀬
拠点Cに
陽斗
おぉ…
陽斗
倉庫か…?
絢瀬
倉庫兼拠点だ
橘
この棚は2段ベッドのように布団が敷いてあるな…
陽斗
そうなのか…
斗田
おい
陽斗
なんだよ…
斗田
今日あった事は忘れて一旦寝よう
佐武
そうだ
佐武
寝ておけ
橘
俺たちは見回りしておくからさ
陽斗
ありがとう……
絢瀬
……
パチッパチッ
徐々に意識が薄れていき、
絢瀬
おい…
絢瀬
そっち持てよ
佐武
分かった
斗田
おい…
斗田
本当にいいのか…?
斗田
こんな若い子をあんな場所に置いて行くなんて
橘
そうだぜ…?なんだよ拠点Cって
橘
ずっと一緒に居たのにそんなの聞いたこと無かったぜ…?
佐武
おい…少し考えを改めろよ…
絢瀬
黙れ!!
絢瀬
コイツが来なければ…
絢瀬
芳賀も直人も死ななかったんだよ…
絢瀬
俺の幼馴染とようやく会えて
絢瀬
まだ3日だぜ…?
絢瀬
それなのに
絢瀬
コイツに全部ぶち壊されたんだよ!!
絢瀬
そんなに歯向かうなら…
斗田
待て!撃つな!待て!
橘
やめろ!!
佐武
撃つなああああ
絢瀬
死ね
バン
バン
バン
目を覚ますと――
陽斗
あっつ…
陽斗
腰いてぇ…
陽斗
おい…
陽斗
佐竹…斗田…絢瀬…橘…
陽斗
どこいった…
呼吸をする度に喉が焼ける程、気温が高く
周りにはパイプが張り巡らされており――
陽斗
は…?
来ていた服が焦げた様に茶色に染まっていた