中学時代あんな事があったからこそ、今でもその容姿の気遣いや勉強にも力を入れている。
それにいじめがあったから、絶対やられたら嫌な事は人にしない優しい人間になるんだと心に言い聞かせ、それが効いているのか私の性格は日に日に良くなっていった。
高校に入ってからも完璧に近いほどの人間になった。 そのおかげで皆から高嶺の花と呼ばれるようになったのである。
しかし、高校で成績に大きく響くかもしれないと言うレポートをどこかに忘れてきてしまったと言う史上最悪の大失態を高校3年生の今、犯している…
まずい、このまま授業が進んでしまうとレポート提出の時間になってしまう……!
小 林 一 花
心の中で叫びながら授業が進んでいく。
でもレポート提出は5時間目。まだ1時間目なので、時間はある。
小 林 一 花
いつも集中できているはずの授業が全然集中できず、遂に昼休みを迎えた。
今日はお弁当を持ってきたが、食べる暇はない。
小 林 一 花
4時間目の授業終わりのチャイムが鳴ったら、すぐに私はクラスを飛び出した。
小 林 一 花
周りから見たら、なんで昼休みに廊下を走っているんだろうと不思議に思うだろう。
そう思っているうちに美術室に着いた。 今は誰もいないみたい。
小 林 一 花
絵の具だらけのカラフルな美術室で、 レポートを探し始めた
しかし、誰かいるみたいで声がコソコソ聞こえた。
小 林 一 花
思わず息を呑む。心臓の鼓動がうるさい。
???
小 林 一 花
そう思い、再び探し始めた瞬間
小 林 一 花
???
黒髪の背の高い男の子がひょっこりと隅から出てきた___
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