俺は今日も人を殺す
信用や信頼なんてキレイな言葉、こちらの世界に欠片も無いことは分かりきっているけれど
それでも、俺自身に害を与えるヤツを生かしておけるほど、こちらの世界は優しくない
トップに命を握られるこの世界で、自由な選択なんてものは手に届かぬほど遠い存在
死んで当たり前な世界
トップは絶対
死ねと命じられれば、薄汚い屍の上へ目掛け飛び降りる
昨日より濃くなる死体特有の臭いを全身に浴びながら、今日も俺たちは偽の関係を維持する
ごめんなさいと子供のように泣き喚く姿
極度のストレスによる精神年齢の低下
五感の低下による錯乱
ビルの外へ出れば、社内とは比べ物にならないほど、似通った症状の人間が転がっている
そんなヤツらを羨ましいと思う反面
なんて惨めで見窄らしいんだろう
屍当然なヤツらを横目で見ながら、俺は今日も見て見ぬふりをする
部下
部下
─何が正しくて、何が間違い─
そんな甘いことを言っているようでは、この世界で生き抜くことはできない
それは、自分がいちばん分かっているはずなのに
武道
善も悪も、すべては仮面越しでしか存在しない
本性の探り合いが日常なこの世界では、すべて偽物でしかない
あの部下も幹部たちも
信用の欠片もない、絆に似た"なにか"に絡まっているだけ
誰も仲間だと思っていない
それでも、アイツらには俺が必要で、俺もこの世界で生き抜くためには、アイツらが必要だ
ただ利害が一致しただけ
そんな世界の中で、暖かいものに触れてしまったら...
ほんの少しの出来心が、俺を地獄へと導いた
少し、様子を見るだけなら
そんな甘い考えをしたおかげで、俺はあの人たちに不快なものを記憶させてしまう
少し考えれば分かることだったのに...
これは、俺が蒔いてしまった種が原因
それなら、その種を拾うのは俺自身
部下にやらせる事ではない
たとえ堕ちていたとしても、一人の人間として
自分のした事への責任は取らなければならない
それが、常識というものだと思うから
部下
部下
武道
武道
部下
武道
武道
部下
武道
武道
千冬
千冬
場地
場地
ヒナ
ヒナ
ヒナ
マイキー
マイキー
武道
ドラケン
ドラケン
武道
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ヒナ
ヒナ
ヒナ
武道
ヒナ
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
なんで幸せになれると思ってるんだ
なんでお前が笑って過ごせると思ってるんだ
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
なにが幸せで、なにが正しいのか
こちら側でなければ、自分の存在価値が無いような気がしたから
武道
武道
武道
武道
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
マイキー
武道
武道
武道
武道
俺らがアンタを幸せにする
手を汚しても、俺らは君を見捨てない
武道
武道
武道
武道
みんなと離れて、孤独に生きていきます
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
この選択をしなきゃよかった
そう、思ってしまうから
武道
アンタらを見てると、余計に死にたくなるんだ
アンタら一人ひとりを
ドラケン
何度も
マイキー
マイキー
何度も
死なせてしまったから
その時の言葉や表情が、何度も流れ込んできて
自分の罰でさえも苦しくなる
もう全部捨てて、いっその事死んでしまいたい
でも
でも、それじゃダメなんだ
ただ死ぬだけじゃ、俺自身が納得しない
欲を言うなら、みんなに殺されたい
俺が今までしてきたことを責め立てて、殺して欲しい
でも、それだとみんなを犯罪者にしてしまうから…
もう、どうすりゃいいのか分かんねぇよ…
なにが正しくて、なにが間違いなのか
なにが善で、なにが悪なのか
武道
マイキー
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
マイキー
武道
武道
武道
武道
鶴蝶
鶴蝶
武道
武道
武道
武道
武道
武道
千冬
武道
武道
武道
違う
武道
違う
武道
違う
そうじゃない
本当は、助けて欲しいの
みんなと一緒にいたいの
バカやって、怒られて、大好きな人たちと一緒に生きていきたい
ただ、それだけ
それだけでいい
例え、この先不幸続きになったとしても
みんなが笑っていて、幸せだなって思いたい
幸せを、近くで感じたい
周りも自分も、世の中全部を疑うような
そんな世界から
たすけて、ほし…ぃ…
ギュッ…
武道
武道
真一郎
武道
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
武道
ヒナ
武道
武道
武道
武道
武道
武道
マイキー
真一郎
武道
千冬
ドラケン
イザナ
イザナ
イザナ
マイキー
イザナ
イザナ
ヒナ
ヒナ
ヒナ
ヒナ
もう、なにも分からない
なにも感じない
目が開いているのか閉じているのか、それすらも分からない
五感が、すべて無くなったような…
分からない
分からない
でも
最期に
たくさんあった壁、そのほとんどは、あの人が関わっていた
その人の腕の中で死ぬ事ができたのは、覚えてる
よかった
一番近くに、真一郎くんがいて
真一郎くんなら
本物のヒーローなら、きっと
きっと
俺より上手く、この力を使えるはずだから
みんなを、幸せを
護ってくれるはずだから
だから、お返しします
どうか
どうか
その先の未来が
笑顔溢れる未来でありますように
あぁ、そうだ
そうだった
あなたも、みんなも
そして俺も
諦めが悪いんでしたね
それならば
この先、俺のやるべきことは
あなた方と一緒にいてもいいと
笑って、幸せを近くで感じてもいいのだと
そう、自分を許してあげる事ですね
時間は掛かるでしょう
ですが、あなたがそれを選んだのならば
俺はそれに従うだけです
だって、あなたは俺の
ヒーローなのだから
END
コメント
4件
フォロー失礼します!武道が梵天の部下の奴続き出して欲しいです!お願いします!出来たらでいいので!
え、?嘘~!え?神作やん、 久しぶりに桃桜のストーリー最高なんやけど😖ෆ とりまෆ2000押しといたよ!