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隙だらけの背中に羽はない
大きな傷が残っているだけ
桜莉朱
瑠海
瑠海
少し前に聞いたばかり
私達は一人に一色の
羽を与えられて生きている
桜莉朱
瑠海
笑って瑠海は答えない
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
冗談めかし、そんなこと言ったら
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海は見たことない顔して
瑠海
桜莉朱
と言った
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
隙だらけの背中に羽はない
大きな傷が残っているだけ
モブ
桜莉朱
瑠海
少し前に知ったばかり
私達はなぜ一人に一色の
羽が与えられて生きているの？
桜莉朱
桜莉朱
もう、二度と浮かべたりしないわ
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
瑠海
瑠海
桜莉朱
私は桜莉朱に隠し事をしている
私は昔、羽を与えることができた
桜莉朱が彩ってるその白色は本来
瑠海
初めて会った桜莉朱の羽は
見たことないほど黒い色をしてた
瑠海
桜莉朱
黒い翼は不幸を呼ぶ噂
君はいつも同じ顔して
桜莉朱
と呟いた
瑠海
桜莉朱
瑠海
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
瑠海
桜莉朱
瑠海
瑠海
桜莉朱
瑠海
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
どんな色が似合うかな？
瑠海
瑠海
瑠海
瑠海
瑠海
桜莉朱
泣き疲れて眠っている
桜莉朱にそっと移し替えるために
私はとびきり大きい刃物を
瑠海
震える手で背中に当て
ｻﾞｼｭｯ
羽を切り落とした
瑠海
瑠海
瑠海
瑠海
瑠海
桜莉朱
瑠海
桜莉朱
桜莉朱
瑠海
隙だらけの背中に羽はない
大きな傷が残っているだけ
瑠海
と少し前に言ったばかり
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