紫
あの後 ないちゃんはそのまま寝てしまった
俺は、フードを被っている者の名前を知っている
その話をしたかったのだが、 まぁ今度にしよう
水
紫
水
紫
水
いむくんは勘が鋭いんよな
隠し通そうと思っていたものの やはり難しいらしい
紫
紫
幼少期 紫
幼少期 紫
僕は小さい頃に両親を 火事で亡くした
まだ小2くらいかな
親戚の誰にも引き取って貰えず 孤児院に暮らしていた
その日は孤児院の庭で 鬼ごっこをしていて、 ないちゃんもその中に入っていた
幼少期 桃
幼少期 紫
鬼ごっこのルールは増やし鬼
僕はもう既に鬼になっていて、 みんなを追いかけ回していた
僕はないちゃんを捕まえるため、 きずかれないように ないちゃんに近ずいていた
幼少期 桃
幼少期 紫
幼少期 桃
幼少期 紫
幼少期 紫
幼少期 桃
幼少期 紫
幼少期 桃
?
幼少期 紫
?
幼少期 桃
幼少期 紫
赤色の髪の男の子
当時は知らん子やった
ないちゃんの友達かなー?とか 呑気に考えてた
幼少期 桃
幼少期 赤
幼少期 桃
そう、フードの人はりうら
ないちゃんが 記憶を失う前の友達や
水
これまで黙って僕の話を聞いていた いむくんが急に声をあげた
水
水
紫
僕らは同じとこで育った友達だった
孤児院でよく遊んでた ないちゃんとりうちゃん
りうらとはあの後 とても仲良くなったはずだった
紫
なんでやろか?
水
紫
紫
水
紫
紫
水
紫
水
紫
水
あの後寝ると言って誤魔化し、 部屋に来た
桃
桃
別に何もしてないが疲れた
最近は何故か頭が痛くなる
その度夜は夢を見る
赤髪の彼と小さい俺
花畑のような場所で 追いかけっこをしている
桃
その夢は記憶にない
少し、不気味だ
俺は何かを忘れているのだろうか
桃
?
?
あの呼び方は偶然なのか、それとも…
桃
桃
?
?
?
?
赤
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡350