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結局僕ら誰にも愛されたことなど無かったんだ。
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そんな嫌な共通点で、僕らは簡単に信じあってきた。
(ぎゅ(手握
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君の手を握った時微かな震えも既になくなっていて
誰にも縛られない2人で線路の上を歩いた。
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金を盗んで、2人で逃げて
どこにでも行ける気がしたんだ。
今更怖いものは僕らにはなかったんだ。
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額の汗も、
落ちたメガネも、
今となっちゃどうでもいいさ
あぶれ者の小さな逃避行の"旅だ"
(波音)
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いつか見た夢優しくて
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誰にでも好かれる"主人公"なら
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汚くなった僕たちも見捨てずに
ちゃんと救ってくれるのかな?
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「そんな夢なら捨てたよ。
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だって現実を見ろよ
"シアワセ"の4文字なんてなかった
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今までの人生で思い知ったじゃないか
自分は何も悪くねぇと
誰もがきっと思ってる。」
(蝉鳴)
あてもなく彷徨う蝉の群れに
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水もなくなり揺れ出す視界に
降り狂う鬼たちの怒号に
ぷるるるっ!ぷるるるっ!
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馬鹿みたいにはしゃぎあった
すっ
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ふと君はナイフをとった。
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「君が今までそばにいたから
ここまで来れたんだ。
だからもういいよ。もういいよ」
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「"×ぬのは私一人でいいよ__________。」