瀬戸 優風 ーセト ユウー
何処なんだろここ。
瀬戸 紅羽 ーセト クウー
分からない……。
ガヤガヤと賑わっている。
こんな場所はしらない。
しかも、よく見るとみんな着物で男の人は腰に刀を差している。
瀬戸 紅羽 ーセト クウー
(あれ、本物か?)
瀬戸 紅羽 ーセト クウー
ゆー、手つなご。
そう言って手を差し出してくるくー。
瀬戸 優風 ーセト ユウー
うんっ!
瀬戸 紅羽 ーセト クウー
(ゆーを守らないと。)
歩けば歩くほど不思議な町だ。
建物も古い。
瀬戸 優風 ーセト ユウー
(観光場所なのかな?)
この町で、今の僕達はとても目立っている。
すれ違う人が全員僕たちのことを見てくる。
正直、居ずらい場所だ。
瀬戸 優風 ーセト ユウー
(服を手に入れないと。)
瀬戸 紅羽 ーセト クウー
ゆー、絶対俺から離れないでね。
瀬戸 優風 ーセト ユウー
う、うん。
不安だけど、大丈夫。
くーがいる。
それに、僕はお姉ちゃんなんだから、くーを守るんだ!