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Twitterで言ってたやつですか!!? 月音さんはバレンタイン何個貰えました!?
チョコのすれ違い
꒰ 注意 ꒱ 💎🐇 nmmn注意 ご本人様とは関係はございません
いつもより学校内はざわつき 、男共が 浮かれているのがわかる 。
そう
2月14日
世間では バレンタインデー なんて 騒がれている。
まあ こんなお年頃だから、僕にも 好きな人がいるのは 当たり前 。
目の下のほくろ、ぴょこっと跳ねてる アホ毛、可愛らしい顔
僕も 友チョコ なんて偽り、本命として チョコを 渡すつもりだ。
見つけた
あの ぴょんと跳ねたアホ毛
2人きりのえもえもシチュで 帰りに渡しちゃえ 、なんて思っていたが 、授業に 集中できなくなるのは嫌だ。
目に映ったのは 、誰かのロッカーの前で 周りの目を伺っている 彼
手には 四角い箱
酷く 心が沈む
やっぱ 同棲愛は 駄目なんや 。
なあんだ。君もゲイじゃん。
なんて希望を光らせたが もう手遅れらしい
怒り と 哀しみ の 雨が降り注ぎ 、心が 泥んこまみれになる
チャイムが 下校の合図を告げる 。
沈む夕日と共に 心も 底を突く。
皆、一斉に教室を飛び出し がやがやと 言葉が飛び交う
そんな中、水色のあいつ。
彼の特徴的な声は 教室の端にいた僕にも、届く声量だった
引きちぎれそうなほど 手を振る彼
と小声でポツリ
本当は構って欲しいんだ、こっちを向いて欲しいんだ。
でも 僕の悪魔が 抵抗してくるんだ。
どこまでも くっついてくる彼が、だいすきな彼が、今だけ 鬱陶しいなんて 思ってしまった自分は馬鹿だった。
一瞬でピリつく 教室。
だが 、またあの 騒々しい 空間に戻る
椅子を引き いむくんの元へ 足を動かす
近くで聞いていた 女子たちが 、このことを 密かに話す
あぁ、これは 噂になるな 。
ゲイだってことも、噂になるだろう。
見ただけでわかる この平常心を失ったような 面
この いらいらは 抑えきることが出来なかった。
浮気されてる訳でもない、別に 一方的な 好きという 感情だけなはずなのに。
涙目に訴えかける 彼。
凄く心が痛かったが、もう この恋心は エンドに近づいているんだって。
両目がぼやける。
なんて悪いことをしてしまったのか、今更 罪悪感で押しつぶされる。
教室の前で 1人だけ時が止まったように たち続ける彼は 、儚かった。
あれから いむくんとは 会話をしていない
というか、気まづくて “したくない” の方が適切なのか 。
すれ違っても 曇った顔を見せるだけ。
謝りたくても 謝れない状況が続き、いつも あの暗い顔が 頭によぎる だけ。
突然声をかけられたもんだから、言葉を失う
言葉にすることが出来ない このオーラ
今はただ、恐怖で 覆い被さる。
頭には はてな しか出てこなかった
まず “うちの” って
いむくんの お兄様 こと ..?
黒渦 が 頭の中に でてくる。
おれは 最低なんだって、今更思っても 駄目だよな。
上手く言葉に言い表せなかった
軽く会釈をし、その場を離れた
あの日、取り残した思いと 水色のマカロンを片手に、
希望を光らせ 、彼の元に 飛び出した
『 ごめんね 』
『 すき 、この想いと一緒にに 受け取ってくれますか 、 』