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"生贄"は愛を知る。

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"生贄"は愛を知る。

1 - 生贄と風鈴様

♥

2,230

2024年06月23日

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御影

どうも、お久しぶりです。

御影

駄作しか書けていない御影です。

御影

あ、今回は新連載です。

御影

いやー…リアルが忙しくてですね…はい。

御影

でも、その忙しさもひと段落したので、活動再開です。

御影

これからは、今現在連載中の方も連載開始しますので宜しくお願いします。

御影

それでは、本編STARTです。

桜side

梅宮side

この村には、代々続く風習がある。

それは、5年に一度風鈴様に

"生贄"

を捧げる事である。

何故、この風習ができたのか。

それは〇△年前。

当時、この村には風鈴様を祀る祠があった。

村人達は毎日この祠に食べ物を備え、村の豊作を願った。

それから‪数年後、村に雨が全く降らなくなり、食べ物も充分に取れなくなってしまった。

これを思い、「村人達は風鈴様のせいだ」と言い、祠を壊してしまった。

すると、それを見た風鈴様が激怒し、村人達にこう告げた。

「村人共よ、村を滅ぼされたくなければ5年に一度、生贄を捧げよ。」

この言葉聞いた瞬間、村人達は絶望に落ちた。

村人達は何とか風鈴様の御機嫌を取ろうとしたが、風鈴様は聞く耳を持たずその場から姿を消してしまった。

之が、村の風習の始まりだ。

この物語は、村の風習により生贄に選ばれた一人の少年が"愛"を知っていく物語だ。

桜遥

…。

俺の名前は桜遥。

俺は産まれた時から髪の色が半分ずつ違い、目の色も左右で違う。

その為、存在その物を否定され続け生きてきた。

つまり俺は"忌み子"だ。

俺は物心ついた時から此処に…此暗い部屋に閉じ込められている。

今日迄は。

昨日、村人達が此処に来て俺にこう言った。

「お前は、風鈴様の生贄に選ばれた。」

「良かったな、忌み子のお前が役に立つ日が来て。」と。

"生贄"、その言葉を聞いた瞬間俺は…あぁ、やっとこの地獄から開放される、と思いながら俺は眠りについた。

次の日。

村人

おい起きろ!!((ゲシッ

桜遥

ヴッ…。((パチ

俺は、村人に蹴られ目を覚ました。

村人

儀式の時間だ。

村人

準備をする、着いてこい。

桜遥

コク…

そう言われ、俺は頷いた。

俺は今この瞬間、初めて外に出た。

桜遥

…?

外に出されてから数時間後。

儀式の準備か何だかで、顔に何か塗られたり、動きづらい服を着せられ、俺は此処から動くなと言われた。

俺は此状況が分からず、言われた通り只々此処に居るしかできなかった。

桜遥

(俺は之から喰われるのに、どうしてこんな綺麗に着飾らなきゃなんねぇんだ…?)

ス-..

村人

もうすぐ風鈴様がいらっしゃる。

村人

風鈴様が来たら、無礼のないようにしろよ。

桜遥

コク…、

あぁ…之でやっと、地獄から開放される。

村人が来てから数十分後、急に部屋の外が騒がしくなった。

<風鈴様、よくぞお越しくださいました。

<生贄は彼処でございます。

<あぁ。

桜遥

…?!

どうやら、"風鈴様"が来たみたいだ。

<此部屋に生贄がございます。

<布団は敷いてありますので。

<儀式の間、我々は別邸に居りますので、儀式が終わりお帰りの際、一言お声掛けください。

<分かった。

<それでは、良き"初夜"を。

ス-..

桜遥

ピクッ…

風鈴様

お前が、今回の生贄か?

桜遥

コク…。

風鈴様

名前は?

桜遥

桜…遥…。

風鈴様

桜か、可愛い名前だな✨((ニコッ

桜遥

(可愛い…?)

風鈴様

俺は、梅宮一。

梅宮 一(風鈴様)

此村の奴等からは風鈴様って呼ばれてるけどな。

桜遥

…。

梅宮 一(風鈴様)

それにしてもお前、本当に珍しい見た目してんだな。

桜遥

(あぁ…やっぱり此奴も…。)

梅宮 一(風鈴様)

綺麗だな✨

桜遥

へ…?

梅宮 一(風鈴様)

決めた!!桜、お前を俺の番にする!!((ニカッ

桜遥

(番…って、何だ?)

梅宮 一(風鈴様)

まぁでも、その前に。

ドサッ

桜遥

へ…?

梅宮 一(風鈴様)

味見しねぇとだよなぁ?((ニヤ

桜遥

ゾワッ…。

あぁ、やっぱり俺は死に方迄呪われているんだなと俺は思った。

でも違った。

之から俺の身に起こることは、今迄に感じたことの無い別の意味での苦しみだった。

梅宮 一(風鈴様)

おっと、その前に、元の姿に戻らねぇとだな。

そう言うと、風鈴様は何かを唱え始めた。

梅宮 一(風鈴様)

ーー~ーー~~…

桜遥

…?

ボフンッ!!

桜遥

ビクッ?!

梅宮 一(風鈴様)

フゥ、やっぱ元の姿の方がいいな。

そう言い、謎の煙から出てきた彼奴の姿は"鬼"だった。

桜遥

ヒッ…!?

梅宮 一(風鈴様)

あ、ごめんな。

梅宮 一(風鈴様)

びっくりしたよな?

梅宮 一(風鈴様)

本当は之が俺の本当の姿なんだ。((ニコッ

"怖い"、"死にたくない"。

俺は初めてそう思った。

桜遥

ダッ…!!

そう思った瞬間、俺はこの場から逃げようと、無意識に走り出そうとしていた。

梅宮 一(風鈴様)

おっと。((ガシッ

桜遥

は、離せ!!

梅宮 一(風鈴様)

嫌だよ、離したら逃げるだろ?((ドサッ

桜遥

グ..ヴッ…

逃げようとしたが、腕を掴まれそのまま押し倒されてしまった。

梅宮 一(風鈴様)

チョーっと、大人しくしような?((チュ

桜遥

んむ"ッ!?

そう言うと、彼奴は俺に接吻をしてきた。

梅宮 一(風鈴様)

クチュヂュッレロ…

桜遥

ん"ぷッ…ん"ッ…!!((ビクビクッ

舌..長、い…苦しッ…((泣

梅宮 一(風鈴様)

クチュグチュレロヂュレロ…((チラッ

桜遥

んん"ッ…ふッん"ッ…((コクコク

口の中には彼奴の唾液が溜まり、俺はそれを飲んでしまった。

梅宮 一(風鈴様)

プハッ…

桜遥

プハッ…ゲホゲホッ…。

俺が唾液を飲んだ事を確認すると、突然口を離した。

突然口が離され、一気に空気が肺に入ってきたことにより、俺はむせてしまった。

梅宮 一(風鈴様)

わりぃ、少し飲ませすぎちまったかもな。

桜遥

…?

彼奴がそう言い放った次の瞬間だった。

ドクンッ…!!

桜遥

へッ…あ"え…?((ドサッ

梅宮 一(風鈴様)

お、効いてきた効いてきた。((スリッ

桜遥

ヒュッ…!?((ビュルルル

梅宮 一(風鈴様)

これだけでイっちまったのか?

桜遥

ヒュ-…カヒュ-//((ビクビクッ

急に躰が暑くなり、彼奴に触られた瞬間、今迄に感じたことの無い感覚が押し寄せてきた。

梅宮 一(風鈴様)

桜、お前本当に可愛いなぁ♡ ((サワッ

桜遥

ひう"ッ…?!((ピュルッ

梅宮 一(風鈴様)

さ、之から愛の儀式を始めようか♡

次回 【別の苦しみ】

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