早足で学校の門を通り教室に行く。
誰か挨拶をしてくれる訳でもないので 教室に入ってすぐ 席に着いた
賑やかな教室の真ん中 1人 ぽつんと空気のように座る 。
そうでもしないと 虚しさは紛らわせやしない
時間が過ぎるのは早いようで遅いようで
教室の俺にとっては淀んだ空気から 淡い風が吹き通る空気に変わっていた
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ふと、大事な用事を忘れている事に気付き すぐ携帯を取り出した
10件の不在着信を目にし慌てて 「ごめんなさい」 と連絡をした。
返信は間も無く直ぐに来た
テンパっている頭は置いて 俺は直ぐに足を回転させた 。
俺は身に覚えのある後ろ姿を見て また 「ごめんなさい」 と 呟いた
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無駄な言い訳は咄嗟に思い付く訳もなく ただ 相手の怒りを上げるだけ
素っ気ない態度と共に力の入った腕で 思いっきり引っ張られる 。
動揺しているだけの俺はただ 誘導されるだけ
ぼふっと 勢い良くベッドに投げられ 俺は怯えを隠しきれない
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謝罪の言葉を述べようとする俺の口を 手で塞ぎ、すかさず
俺が頷く前に俺の制服のベルトを慣れた 手付きで外していく
結局 やっぱり身体なんだってさ
俺は君のこと好きでも嫌いでも無いし ただ、紛らわす為の手段で
なんて考えてたのに 頬には何故か雫が垂れている
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