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その日からそいつはなんか....ねちっこくなった
ぶっちゃけしつこい
でもいつしかちょっとした楽しみにもなっていた
だがある日とうとう言われたんだ
そんなこと聞かれたって
答えはNoに決まっている
無理なお願いなんかじゃない
ただ来てない俺が悪いだけ
ガチャ
俺は玄関で立ちすくした
なんでこんなに惨めなんだろう
学校に行く
そんな当たり前のことが出来なくて
ただ1人、みんなから置いてかれていって
その場で泣き崩れてしまった
苦しかった
しんどかった
俺は日が暮れるまで泣き続けた
その日から彼は来なくなった
唯一の楽しみが無くなった気分
退屈だな~....
あれから2週間
今日もいつものようにゴロゴロしていた
俺はぼーっと外の気色を見ていた
見ていたはずだった
人影が見えたんだ
間違いない、あれは____
すぐに身体を起こして玄関に向かった
急いで出た時にはもう居なかった
せっかく会えたと思ったのにな...
ふと紙がポストからはみ出ているのが目に入った
そこには2週間分のプリント全て入ってた
乾くんには感謝しかない
そこには置き手紙的なものが入っていた
りうらへ 最近家行けてなくてごめんね、 あと無理なお願いも前言っちゃってごめんね。 でも俺、いつでも待ってるよ ××× - ×××× - ×××× これ、俺の連絡先だから繋げてくれたら嬉しいな...! あと、今日か明日家来れる...?良かったらもっと話したくてさ... 〒××× - ×××× 東京都✕✕✕区✕✕✕〇丁目✕✕✕✕ これ住所だから、!来てくれたら嬉しいな....とか笑 乾ないこ
俺は勢いよく家に入った
家に入ったらスマホに真っ先に向かって
勢いで繋げてしまって
ふと我に返ったら恥ずかしくなってしまった
既読
既読
既読
今日家行ってもいい?
その文字と隣には"送信"の文字
やっぱり送るのは緊張してしまう
勇気をだして送信ボタンを押した
既読
ほっとして胸を撫で下ろす
だが今から家に行くんだ
こんなブスでどうしようも無い顔を人には見せれない
見せれるわけが無い
こんなもんでいいかな、と靴下を履く
楽しみだが少し怖いと思う自分も居た
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