テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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助けて!!恋の妖精さん!!!

第1話 - 不思議な数字と不思議な出会い

209

2025年02月15日

#類愛され

#コメディ

リルル🍳🎼

類

おはよう、母さん

類ママ

あら、おはよう類。今日は早いのね！

類

うん、なんか目が覚めちゃってね、

類ママ

いつも夜ふかしばっかしてるから…体調には気をつけなさいよ？

類

分かってるよ。

類

……あれ？

類ママ

ん？なに？

類

(母さんの頭の上……数字？みたいなのとハートがある…)

母さんの頭の上には、96という数字とその横にピンク色のハートが浮かんでいた。

類

ねえ、その頭の上の数字はどうしたんだい？新しいファッションか何かなのかい？

類ママ

え？頭の上の数字…？？

類ママ

何言ってるの、類。お母さんそんなの無いわよ？

類

え？

類

(どういうことだ…？)

類ママ

ほら、馬鹿なこと言ってないで朝ごはん食べちゃいなさい。

類

う、うん……

類

(さっきの、何だったんだろう…)

類

(寝惚けていただけかな？)

寧々

？類…？

類

おや、寧々じゃないか。おはよう

寧々

うん、おはよう。

類

……え

寧々

？なに

類

(また数字だ…)

今度は89という数字が寧々の頭上に。その横は黄色のハートだ。

類

(やはり寝惚けていたわけじゃなかったのか…じゃあ、これは一体…？)

類

ね、寧々。寧々の頭の上に数字があるのだけれど…心当たりはないかい？

寧々

は？頭の上に数字？何いってんの……

すると、89だった数字が88に下がった。

類

あれれ…？

寧々

？？類、ちょっとおかしいよ…？

類

う～～～ん…

寧々

？？？

類

(これはすぐに突き止めなければね、)

寧々

あ、私今日日直だったんだ。先に行くね

類

うん。…あ

気がつけば、寧々の数字は89に戻っていた。

類

(う〜ん…下がったり上がったりするのは分かったけど、それ以外が全く分からないなあ…)

司

おはよう諸君！！いい朝だなあ！！！

類

(あ、司くんだ。)

類

(もしかして、司くんの頭にも数字が…？)

司

む？

司

おお！類ではないか！おはよう！！

類

ああ、おはよう、司く……え"

司

な、なんだ急に…カエルのような声を出しおって！

なんと司の上に浮かんでいる数字の数は、10000。10000だったのだ。

そしてその横にあるハートの色は淡い赤に色づいている。

類

(い、10000だなんて……物凄い数字だけれど、どんな意味があるのかがさっぱりだからちょっと怖いなあ…)

類

(悪い意味だったらどうしよう……嫌われてる数だったりとか…、)

類

……

司

類？どうした、体調でも悪いのか？

類

あ、ああっ、なんでもないよ。少しボーッっとしていただけさ。

類

(…とりあえず、マイナスに考えるのはやめておこう)

冬弥

！神代先輩に司先輩。おはようございます！

類

おや？青柳くんじゃないか。おはよう。

司

おはよう冬弥！

彰人

はざーっす……

冬弥

こら彰人、挨拶はしっかりとしろ。

彰人

へーへー

司

おお、彰人も一緒か！おはよう！

類

ふふ、おはよう東雲くん。

彰人

あー、はい…

類

…あれ？

彰人

？

冬弥

どうかされましたか？神代先輩…

類

いや、えーっと……

東雲くんの頭上の数字は5500。

青柳くんの頭上の数字は5560だったのだ。

類

(どういう数字なんだ…？今の所はこの3人が断トツで高い数字だけど…)

横のハートは、2人とも司くんと同じ赤い色。

司

そうだぞ、類。さっきから変だ。また夜更かしでもしたんじゃないか？

冬弥

よく見れば隈が出来ていますよ。

司

なぬ！？類、お前……

彰人

アンタ最近コンシーラーかなんか使って誤魔化してるっぽいけど、掠れてますよ。

類

え、嘘！？

司

全く、ちゃんと寝てくれ……

類

ふふ、善処するよ

ふと数字を見てみれば、司くんの数字が5個下がっていた。

類

(あ、下がった。一体どういう原理なのかなあ…)

冬弥

そういえば神代先輩。

類

ん？

冬弥

いつも着ているカーディガンはどうされたんですか？

類

あ……本当だ、忘れていたよ。

類

(へんてこな数字に気を取られてしまっていたな…)

司

おまっ、風邪引くぞ！？

彰人

そーっすよ。というかそもそも、アンタいつも薄着なんだから少しは防寒対策しといたほうがいいって。

類

う、うん……ごめ＿＿

すると、青柳くんが自身のブレザーを羽織らせてくれた。

冬弥

神代先輩、俺のブレザーをどうぞ。

類

え

司

は！？

彰人

！？！

冬弥

ブレザーは分厚いので、少し寒さを凌げますよ。サイズもあまり変わりはありませんし、着ていてください。

類

でも、それじゃあ青柳くんが寒くないかい？

冬弥

いえ、オレは寒さに強いので。

類

ふふ、冬っていう字が入ってるからかな？

冬弥

ぁ……言われてみればそうかもしれません！

類

とにかく、ありがとう。洗って返すね。

冬弥

いえ、お構いなく。そのまま放課後に渡してくれれば結構ですよ。あ、勿論俺が神代先輩の教室に行きます。

類

ええ？いいんだよ、そんなに気を遣わなくても…

冬弥

俺がしたいと思ったので……駄目ですか…？

類

う"っ……じ、じゃあ、よろしく頼んだよ…

冬弥

！！はいっ！

青柳くんの数字が20程上がった。

司くんと東雲くんに目をやれば、2人は死んだ魚のような目をしていた。

司

………

彰人

……神代センパイ、オレの上着貸しますよ。それだけじゃ寒いでしょ

類

え？

司

はっっ！？！？じゃあオレのも貸す！！！！！

類

え、ええ…？みんなどうしたんだい、急にそんな…

類

それに、2人の上着じゃサイズが合わないだろう？貸してくれるのはありがたいけど…

司

((ｸﾞｻｯｯ

彰人

((ｸﾞｻｯ

類

え、何の音？？

冬弥

気にしなくていいですよ、神代先輩。

類

そう、なのかな…？？

冬弥

行きましょう神代先輩。遅刻してしまいます。

そう言うと、サッと腰に手を回され誘導された。

司

あっ、おい！！待てぇえええい！！

彰人

うっさ！

類

(う〜ん、あれから数字の意味について凄く考えたけど、1番可能性があるのはその人の今のテンションとかなのかな…？)

類

(うーん、だとしたら東雲くんや青柳くんに当てはまらないんだよなー、)

類

(いやでも、東雲くんや青柳くんはそういうことを表には出さないタイプなのかも)

類

(司くんはまぁ……10000だとしても妥当かな。寧々や母さんも。)

類

(というかこの数字、上限とかあるのかな？)

頭の中はずっと靄がかかっている。

授業もろくに聞かず、あの数字のことばかりを考えていた。

類

(そういえば、クラスメイトの人たちはみんな50くらいだな。60以上の人とか50未満の人もちらほら居るけれど…)

先生は53。隣の席の人は49。みんな寧々と同じ黄色のハートだ。

類

(やっぱりテンションとか気分とか、そういうのなんだろうな〜。あ、でもこのハートはなんなんだろう…)

考えれば考えるほど分からなくなってくる。

ふと黒板を見てみると、前の方の席に座っていた司くんがこちらを見ていた。

類

？

司

…！

僕の視線に気がついた司くんは、顔を少し赤らめ、驚いた顔をして固まる。

類

(司くん…ずっとこっち見てる。良い演出案でも思いついたのかな？)

類

…ふふ、

司

！！？

あまりにも熱烈な視線に、自然と表情が緩んでしまった。

司

…〜ｯ……！///

司くんは顔を真っ赤にして、咄嗟に前を向いた。

類

(え、)

さすれば、10000だった司くんの数字は12000に急変したのだ。

類

(い、いちまんにせん…？？)

類

(上限は10000じゃないのか……)

〜昼休み〜

類

(えーっと、確かこの辺に……)

冬弥

神代先輩…？

類

おや、青柳くん。

類

(青柳くんの数字は変わっていないみたいだな)

冬弥

探している本でもあるんですか？良ければこちらで探しますよ。

類

うん…確かここら辺にあったはずの小説。あれの続きが見たいんだ。

冬弥

小説…どのような種類ですか？

類

恋愛ものだよ。

冬弥

分かりました。探してみます。

類

ふふ、ありがとう。助かるよ♪

そう言って微笑みかけると、数字が70ほど増えた。

類

(ふ、増えた………)

類

(この後は購買に行って、パンを買って…今日はメロンパンにしようかな)

類

(いや、クロワッサンも捨てがたいなあ……)

冬弥

神代先輩、この小説で合っていますか？

類

！ああ、これだよこれ！ありがとう、青柳くん。

冬弥

いえいえ。

冬弥

…その小説、面白いんですか？

類

ん？ああ、面白いとも。主人公の鈍感に振り回される幼馴染が、猛アピールして主人公を意識させるっていうベタな物語なんだけどね、それがまた現実味があって面白いんだ！主人公が初めて幼馴染を意識し始めた瞬間は、男の僕でもときめくような展開で……

類

…おっと、つい癖で…

冬弥

……ふふ、楽しそうで何よりです。

類

！！

類

(数字…気づかない間に6000になってる)

類

(…まずは、数字が上がったり下がったりする時のきっかけを探らないとだね。)

類

青柳くん、探してくれてありがとう。助かったよ。

冬弥

いえ、当たり前の事をしたまでなので…

類

ふふ、君は偉いね。じゃあまた。

冬弥

！

頭をポン、と撫でて図書室を後にした。

数字が6300になっていたのを僕は見逃していたらしい。

類

はぁ……

類

(野菜サンドしかなかった…しかもなぜか買ってしまった……)

彰人

…あ、神代センパイ…

類

おやおや東雲くん！丁度いい所に来てくれたねえ！

彰人

嫌な予感しかしねー…

東雲くんも、頭上の数字は変わりないようだ。

類

ふふふふふ、大丈夫だよ変なことはしないから♡

ガチャッ

瑞希

あれー？弟くんに類じゃ〜ん

彰人

うっっっわ、最悪なコンビが揃った

瑞希

え、なになに。すっごい失礼

類

(瑞希は、と……91か。)

瑞希の数字は91。ハートは黄色だ。

類

(黄色のハートが多いねえ…)

彰人

神代センパイ？

類

…え？

彰人

いや、ボーッとしてたんで。

瑞希

そうだよ〜！いつもに増して眉間にシワ寄ってるし！せっかく美人なのに台無しだよー？

類

え、そ、そうかな…

類

(しまった、考え込みすぎた)

彰人

悩んでることあるんなら、誰かに話すとかしたらどうなんすか？

彰人

…司センパイとか、草薙とか鳳とか。…まぁ、オレでも良いけど。

少々照れくさそうに顔を背ける。

瑞希

え、弟くんがすっごい砂糖だ……明日槍でも降ってくるの？？

彰人

ぶっ飛ばすぞお前

瑞希

あっはは、冗談だってば笑

類

…うん、ありがとう東雲くん。君は本当に頼りになるね。

彰人

！

ボンッと音を立てたと思ったら、数字が5900になる。

類

わぁ……

彰人

〜〜っあーもう！！アンタら昼飯食べに来たんだろ！？早く食べねえと授業遅れるぞ！

瑞希

あ、そうだったそうだった！

類

ふふふ、すっかり忘れていたねえ

類

あ、そうだ東雲くん。少し提案があるんだけれど……そのクロワッサンと野菜サンド、交換しないかい？

彰人

は！？嫌だわ！

類

そんな…僕がこんなに苦しんでいるというのに…！！

瑞希

あー、弟くんが類泣かせた〜

彰人

コイツら……

今日はなんだか、不思議な一日だったな。

類

ただいま〜

類ママ

おかえり類。もうそろそろで夕飯できるから、機械いじりは後にしてね？あなた一回やると止められないんだから…

類

はいはい、分かってるよ。

母さんの数字はそのまま。

類

夕飯、出来たら呼んで。少しガレージに行ってくるよ。

類ママ

はーい、分かったわよ。

類

さてと……

類

(この数字の意味を探る前に、小説を全部読んでしまおうかな。)

この小説は、先ほど図書室で借りたもの。

何気なく手に取って読んでみたら気になるところで終わってしまい、続きを借りたのだ。

物語の詳細は、恋に疎い女主人公の幼馴染が、段々とその主人公に恋をしてしまっていた。

さり気なくアピールしてみたりするが、鈍感すぎる主人公はその意図に気づかず。

意識してもらえるまで何度も猛アピールを繰り返す幼馴染だが、全く意識してもらえない。

そんな主人公の元に現れたのが、『恋の妖精のラブちゃん』と名乗る不思議な存在。

その不思議な存在によって、主人公の幼馴染への無意識な恋心に段々と気づいていく……というものだ。簡潔に言えば、だが。

類

(『無意識な恋心』に気がついた主人公の表情ときたら……思い出しただけでどきどきしてしまうよ)

あれはまさに、「恋する乙女」

類

(生憎僕は恋愛経験がないけれど、あの小説を見るとなんだか少し分かる気がするな、恋に落ちる瞬間)

類

(さ、続きを読もう。)

類

(ふむ……ここから先は、幼馴染のライバル2人が出てくるのか。)

類

(面白い展開になってきたねえ…)

類

(恋愛ものの小説やドラマはあまり見たことがなかったけれど、ショーに活かせそうだ。)

類

(……ふふ、この恋の妖精とやらも案外やるじゃないか。主人公へのアドバイスや恋についてを教えてくれる存在…いいね、やはり次のショーは恋愛ものにしよう。)

類

(今のうちに案をまとめてっと…)

ピカッ！！

類

！？な、なにっ…！？

机に置いた小説が突然物凄い光に包まれた。

そして、そこから姿を現したのは…

恋の妖精・ラブちゃん

こんにちは、類クンっ☆

類

……は？

恋の妖精・ラブちゃん

ボクは恋の妖精サンっ！恋のことならなんでも教えちゃうヨ☆

類

え、えっ、え…？？

目を疑って、咄嗟にぐしぐしと目を擦る。

恋の妖精・ラブちゃん

アッ、そんなに擦っちゃったら痛くなっちゃうヨ！見た目も悪くなるし、恋する乙女は身だしなみをしっかりしないトッ！

類

幻覚じゃ…ない？

恋の妖精・ラブちゃん

チガウヨッ！ボクは正真正銘実物ダヨ！☆

類

え、ええと……率直な質問だけれど、君は誰だい？

恋の妖精・ラブちゃん

ボクは恋の妖精ラブちゃん！！恋する乙女を応援する妖精サンだヨっ！♪

類

こいするおとめ…？？？

類

と、というか、君ってこの小説に出てくるあのラブちゃんなのかい…？

恋の妖精・ラブちゃん

ウンッ！類クンが恋してるみたいだから、来ちゃっタ！☆

類

こ、恋…？僕が…？？

恋の妖精・ラブちゃん

ソウダヨッ！

類

？？？ちょっと言っている意味がわからないんだけど……

類

え、だって恋って言ったって…この18年間誰にも恋してないんだよ？？

恋の妖精・ラブちゃん

18年の人生を過ごして、やっと君は運命の人に巡り会えたんダッ！

類

運命の人…？？

類

(本当に言っている意味が理解できない……恋する乙女？僕が恋してる？運命の人に巡り会えた？何を言ってるんだろうこの妖精は…)

類

えーーっと…何を言っているのかさっぱりなんだけれど。

恋の妖精・ラブちゃん

ウーン、君はかなりの鈍感みたいダ！これは大変になりそうダネェ

類

？？？？

恋の妖精・ラブちゃん

ボクが来たからにはもう大丈ブ！君と君の運命の人をくっつけてあげル！！☆

類

え、ええ……？？

恋の妖精・ラブちゃん

アレレ！？なんでそんなに嫌そうなノ？！？

類

いや、だって……急に小説から出てきた登場人物にそんな意味不明な事を言われてどう反応しろと…

恋の妖精・ラブちゃん

タ、タシカニ……

恋の妖精・ラブちゃん

ッテ！そうじゃなくテ！

類

ふふ、中々面白い妖精さんだねえ

恋の妖精・ラブちゃん

トリアエズ、何か質問とかあル？恋についてならなんでも答えちゃうヨ！

類

う〜〜ん……じゃあ、その運命の人とやらは誰だい？

恋の妖精・ラブちゃん

ア、それはネ……

ゴクリと息を呑む。

恋の妖精・ラブちゃん

ソノ前に、周りの人の頭上の数字が気にならナイ！？

類

なんなんだいこの妖精は

恋の妖精・ラブちゃん

ラブちゃんって呼んデ！

類

えー……

恋の妖精・ラブちゃん

ナンデそんなに嫌そうなノ？？？

類

ふふ、冗談だよ、ラブくん。

恋の妖精・ラブちゃん

ウンウン！次からはそう呼んでネ！

類

それで、あの数字の意味を教えてくれるんだろう？実際すごく気になってるし、教えてくれるのはありがたいよ。いったい何なんだい？

恋の妖精・ラブちゃん

エットね、その数字は、相手の好感度なんダ！！

類

好感度…？

類

……え、待って、ということは…

恋の妖精・ラブちゃん

ウンッ！これで何か気がつく事があるんじゃないカナ！？

類

………もしかして、

恋の妖精・ラブちゃん

ウンウン！☆

類

もしかして、

類

＿＿僕って案外人気者なのかい！？

恋の妖精・ラブちゃん

………エッ？？？？

類

話したことのあるクラスメイトや友人は必ずみんな60は超えていたし、司くんや東雲くん、青柳くんは5000以上もあったんだ！！

類

いやー、最初の頃はずっと一人ぼっちだったけど、好かれる努力をすれば好かれるものだねぇ！

恋の妖精・ラブちゃん

…ァ、いや、う、ウン……

類

え？どうしたんだい？そんなげっそりした顔して……

恋の妖精・ラブちゃん

イヤ、えーっと……類クン、それはちょっと違うカモ……

類

え……や、やっぱり僕って嫌われてるのかな……

恋の妖精・ラブちゃん

アッ、アッ、そうじゃなくテ！！💦

恋の妖精・ラブちゃん

エットね、その好感度の上限って、100なんダ。

類

うん…え？上限が100？

恋の妖精・ラブちゃん

ウン、だからね、司クンと彰人クンと冬弥クンは、5000以上もあったんデショ？

類

え、あ、うん……なんで名前知ってるんだい……

恋の妖精・ラブちゃん

今は気にしないデ！！！！！気にするとこそこじゃないカラ！！！！！一旦話聞いテ！！！！！！

類

うわっ、す、すっごい必死だ…

恋の妖精・ラブちゃん

…ゴホンッ、でね、その3人は5000以上あったんでしょ？司クンに至っては10000もあったヨネ。

類

うん、

恋の妖精・ラブちゃん

ツマリ、その3人は、類クンに恋してるんダ！！

類

…んん……？？？

恋の妖精・ラブちゃん

それとネ、数字の横に、可愛いハートがあったデショ？

類

ああ、うん…

恋の妖精・ラブちゃん

アレはね、色によって『好き』の意味が変わってくるんダ！

類

あ…確かに、色んな色があったね。

恋の妖精・ラブちゃん

ソノ『好き』は3種類あるんだけどネ、

恋の妖精・ラブちゃん

ピンクは、主に家族の間に芽生える『好き』…っていうのかナ！愛情って感じ！ア、恋してる〜とかそういう意味じゃない方のネ！

恋の妖精・ラブちゃん

黄色は友達、尊敬してるって意味の『好き』！

恋の妖精・ラブちゃん

最後、赤！赤はね、恋してるっていう『好き』！恋人になりたい、ちゅうとかハグとか、それ以上のこともしたいっていう意味！

類

ああ、あのハートってそういう意味だったのか。

恋の妖精・ラブちゃん

ウンッ！あの3人のハート、真っ赤だったデショ！？

類

…そうだったっけ？

恋の妖精・ラブちゃん

ソウだよ！！！覚えててヨ！！！！

類

ご、ごめん……(？)

恋の妖精・ラブちゃん

モウ……君は美香チャンよりも鈍感ダ！

類

美香ちゃん？美香ちゃんって確か、この小説に出てくる主人公…だよね？

恋の妖精・ラブちゃん

ソウだヨッ！美香チャンと圭一クンの恋は叶ったから、類クンの元へ来たんダ！

類

え！？あの2人、結局くっついたのかい！？

恋の妖精・ラブちゃん

エッ、え！？ま、まだ続き見てなかっタ…！？

類

あぁああ……とんでもないネタバレをくらってしまった……

類

あの小説を1ページ1ページ丁寧に穏やかに読むことが僕の日頃の楽しみだったのに……最悪だ……この妖精最悪だ………

恋の妖精・ラブちゃん

エ、ええ……ごめん………

類

…もう吹っ切れたよ。こうなったら全部聞いてやる。2人のライバルはどうなるんだい？

恋の妖精・ラブちゃん

エ、言っちゃっていいの？？フリとかじゃなイ？？

類

良いからほら、早く。

恋の妖精・ラブちゃん

ジャ、じゃあ……

類

はぁ〜〜〜…その展開は予想できなかったよ…っ

恋の妖精・ラブちゃん

デショ！？ここはね〜、ボクすっごく活躍したと思うんダ！！

類

うんうん、ナイスフォローだったよ！

恋の妖精・ラブちゃん

………マッテ、凄く話がズレちゃっタ気がスル

類

ええ？別にいいじゃないか。

恋の妖精・ラブちゃん

良くないヨッ！！

＜類〜、夕飯できたわよ〜？

類

あ……うん、今行くよ！

恋の妖精・ラブちゃん

アレレ、夜ご飯の時間かナ？

類

そうみたいだねえ。

恋の妖精・ラブちゃん

ジャア、一旦お別れダネ！

類

一旦って……また来るのかい？

恋の妖精・ラブちゃん

エ、嫌なノ？？？

類

いや、そんなことはないさ。本当に夢とかじゃなかったんだな〜って。

恋の妖精・ラブちゃん

フフフ、現実だヨ！♪じゃあ、ボクは小説の中に戻ってるから、また明日会おうネ☆

類

うん、またね。

恋の妖精・ラブちゃん

類クン達の恋が実るようにこれから応援するね！またネッ！！

恋、か……

類

(僕にそんなもの、向いてるのかな…)

あの妖精が言っていることはいまいちよく分からないけど、まあ好きにさせてあげよう…

みんな久しぶりー！！なんか久々に類愛され書いた気がする！！小説すら書いたの久しぶり！！！！(((

勉強とか色々あって中々投稿する暇がなくて全部浮上できなかった……ごめんね😢😢

まじで書くの久しぶりすぎて変なところとか誤字とかあったらごめん…

もうほんっっっとに投稿しなさすぎて、気づいたら最後の投稿から1ヶ月以上は経ってました。心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません…🙇🙇😭

勉強も学年末も終わったし、これからは浮上回数は増えると思う！！でもわかんない！！２年になってからまた忙しくなるかも…色々安定したらまた書きたいんだけどなーー😢

勉強やメンタル面の問題で書けなかった時が続いたけど、どうか許してやってください😘😘😘😘

まあとにかく、続き楽しみにしててね！ばいばい！！👋

この作品はいかがでしたか？

209

4件

わー！！！めっちゃ好きです！！すごく癒される...😌♡♡

ラブちゃんめっちゃ可愛い…笑それと何故だろう、ラブちゃんのセリフ全部が脳内で廣〇大介ボイスで流れる…（？？）もうね、神代類は愛されるべき存在なんだよね。うん。（？？？）

ラブちゃん可愛いな…

リルル🍳🎼

プロフィール

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助けて!!恋の妖精さん!!!

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