俺と君だけの世界で

ﾋﾟｺﾝｯ

信頼できる友達には連絡してらんくんを探すの手伝ってもらおうとしたから …

それの返信とか

もしかして見つかったとか …

結局、なんとなく申し訳なくてカフェに入ってしまった

俺は静かに席に座ってるだけで

相手はというと … ただスマホを見ているだけ

さっき友達に連絡 … って言ってたから連絡してるのかな、？

それとも俺の帰り方を調べてくれているとか …

…… わからない

< ！

< ほったらかしにしてしまってごめんね、？

< 今、君の行きたいところら辺に住んでいる友達に聞いてるから

< もう少しだけ待っててほしいな

やっぱりここはこさめの家から遠いっぽいな …

< …？？

< なんでだろう、　( ﾎﾞｿｯ

なんか困ってる … ？

< あぁ、！大丈夫！気にしないで！

< ？… ぇ、！

< 俺の友達が迎えに来てくれるらしい！

< う~ ん … でもなんか、……

< え、もしかして友達だったの？

< というかこさめくん来るの早くない… ？

そういうことか … ！

< いえいえ~ ！

< 了解しました

らんくん反応薄い気がするな …

こさめが一方的に会いに行ったけれどほんとはらんくん ……

違う！そんなことない！マイナス思考はやめなきゃ！！

でも何かあったことには間違いないし ……

なんでここにいたんだろう … 何してたんだろう …

全部絶対に話してもらおう

らんくんはこさめのなんだし

そのくらいこさめにも聞く権利はあるはず

ぎこちない

こんなのらんくんじゃない

… 首に噛み跡

いつもよりぼさぼさな髪

疲れたような顔

まだ少し赤い目

乱れた制服

荷物はなし

… ふ~ ん？

… 多分嘘はついていない

だけど震えてる声

言葉に詰まっているけれど

ちゃんと話してくれてる

一回信じてみよう

< 着きましたよ