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1 - 指輪【青桃】

♥

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2023年06月04日

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※irxs・青桃 nmmn注意 通報・パクリ✖️ ご本人様には一切関係ありません

ないこ

ん…

窓から差し込む光が眩しい。

俺はまだ寝ぼけた頭で目を擦る。

ないこ

んん"…眠い…

隣には、ところどころ寝癖で跳ねている 青髪。

ないこ

まろ〜…起きて〜…

ゆさゆさと体を揺すると、呻き声をあげながら、美しく整った顔がこちらへ向く。

いふ

や〜だぁ…まだねる…

ないこ

今日も仕事なんでしょ…?起きないと遅刻するよ〜…

そのとたん、ぎゅっと体を抱きしめられた。

いふ

ないこたん、昨日の話聞いてた…?

ないこ

んぇ…?

まだ覚めてない頭で昨日の記憶を辿る。

ないこ

なんかあったっけ…?

いふ

やっぱり聞いてなかったやん…

ちょっぴり不機嫌そうに頬を膨らませる まろ。

ないこ

ごめんって…なんかあった…?

いふ

今日は!仕事!お休みなの!

ないこ

…え、そうなの…⁉︎

いふ

うん、休んでいいよって

ないこ

じゃあ…ずっと一緒にいれる…?

いふ

ふふっ、もちろん

ないこ

やった…!

ぎゅうっとまろに抱きつく。

そっと頭に触れた手は、あたたかかった。

ないこ

ん、じゃあ俺二度寝する…

いふ

……

ぐいっと手を引っ張られる。

ないこ

うわっ…

チュッ

ないこ

え…なに…?//

いふ

ん…

ないこ

ええ…?

なにか手にキスする理由があったのだろうか。 自分の手を見つめてみる。

ないこ

…あっ…⁉︎

いふ

気づいた?

いつの間にか薬指に光るそれ。

ないこ

え、あ、これって…

いふ

なんでしょうか…?

ないこ

指輪…

いふ

せいかーい

全体がピンクゴールドで、真ん中にキランと輝く青色の宝石。

ないこ

薬指ってことは…え…?//

いふ

その宝石の名前、ブルーサファイアって言うんよ

ないこ

…!

いふ

よかったら、意味、あとで調べてみて?

ないこ

うん…

サファイアという言葉を聞いて、少しどきっとする。

ないこ

…ね、まろ。ちょっと待ってて

いふ

うん…?

隣の部屋に入り、この日のために用意しておいたものをとった。

ないこ

はい、これ

いふ

紙袋…?

まろが不思議そうに中をのぞく。

いふ

…え、これ…

中から取り出されたのは、淡いブルーの箱型のケース。

いふ

…開けてもいい?

ないこ

うん

そーっとまろがケースを開いた。

いふ

わっ…!

シルバーの中に埋め込まれている、ピンク色の宝石。

いふ

…あれ…?これ、俺が渡したんと同じやつやない…?

ないこ

え、うそ

いふ

ほら、みてみ?デザイン同じやろ?

ないこ

…同じだわ

いふ

ほらいったやん

ないこ

てか宝石も一緒だし

いふ

え?

ないこ

俺が選んだやつパパラチアサファイアっていうの

いふ

…同じサファイアやん

ないこ

こんなことある?

いふ

…俺らが仲良い証拠やな

ないこ

まぁね…//

まろが、嬉しそうにふっと微笑む。

いふ

リング、二個になっちゃったなw

元々ペアリングとして、自分用と相手用に買っておいたから、自分用のリングが余ってしまった。

ないこ

まぁいいじゃん、ほら、見て

ないこ

二個つけると可愛さ倍になるでしょ?

いふ

ふふっ、そうやな

二人釣られて、笑顔になる。

いふ

あ、自分用のやつも交換する?

ないこ

え?なんで?

いふ

だってそしたら俺たちの色になるやん

ないこ

…確かに

俺はまろにピンク色を送りたかったから、自分用のは青にしたのだが、どうやらまろも同じことを考えていたらしい。

いふ

やっぱりかわいい。ないこはピンク似合うから

ないこ

そう…?

いふ

うん、めっちゃかわいい

ないこ

っ…//

顔が赤くなっていくのがわかる。

いふ

ふはっ、照れてる〜w

恥ずかしさを誤魔化すように言った。

ないこ

…ってか、俺たちまだ結婚してないから!

いふ

…え?

ないこ

してないよ

いふ

え?指輪してるやん!なんで結婚してないん!?

ないこ

…だってまだ…言われてないもん…

いふ

へ…?

まろが気の抜けたような声を出す。

ないこ

…ちゃんとした言葉くれないと、俺はお嫁に行かないよ…?

いふ

……

少しの沈黙のあと、まろが声を上げた。

いふ

…ほんまずるいと思う、そういうとこ

ないこ

はぁ…?

俺だって、人生に一度はプロポーズされて見たいものだ。

いふ

…ないこ

ないこ

いふ

これからも、俺のそばで、一緒に笑い合ってくれますか?

ないこ

もちろん

いふ

…俺と、結婚してください

ないこ

…はい、喜んで…//

ゆっくりと顔を近づけ、甘く優しい、誓いのキスをした。

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