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ロクベル
〜旧我々だ〜
主の解釈のため不解釈の所がある可能性あります。
鬱先生
コネシマ
ショッピ(ねこ)
ワイを拾ってくれた金髪の人…
その人と一緒に暮らしてるメガネの人
ワイが来てからずっと喧嘩をしてる…
ワイがいない方がいいのかなとか思ったことあるけど、
ワイが来る前から喧嘩だらけだったかもしれないし
金髪の人と過ごす日々は落ち着くからここにいる
でもずっと家という訳じゃなくて外に出してくれる
だからワイは今日も大きい声から逃げるように外に出る
ショッピ(ねこ)
この時間は人が多い
ワイのことなんて見えてないかのように歩いてて人の足にぶつかって転ぶし、
子供には石を投げられるしで散々
だけどお気に入りの場所のためにここを歩く
気にせず斜め後ろを歩く
人を観察して勉強するのも退屈だ
だからそんなことはやめて午後0時の音が鳴る
サーッと吹いてくる風
ここは落ち着くけど不安ばかり出てくる
ワイが人間だったら
人間だったらメガネの人は睨む目で見てこないかな
金髪の人は苦しそうな顔しないかな
人間だったら
そんなことばかり考えた
ショッピ(ねこ)
人間になれないワイは世界に必要だろうか
もしいなくなっても、変わらない世界…
たった1匹、居なくなったところで
ワイがいない方が…
……なら他の町に行こう
もうあの人の苦しい顔は見たくない…
…なんでだろ、
胸が…苦しいや……
ショッピ(ねこ)
コネシマ
ショッピ(ねこ)
ショッピ(ねこ)
最後に、少しだけ
傍にいさせて…
…そのままワイは金髪の人の近くで眠った
でも金髪の人もメガネの人も
いつもいる人達全員いない夢を見てすぐ起きた
チラリと金髪の人を見る
熱い体に苦しそう吐息
ショッピ(ねこ)
誰か、ｯ
ショッピ(ねこ)
ショッピ(ねこ)
ショッピ(ねこ)
ｶﾞﾁｬ
ショッピ(ねこ)
鬱先生
ショッピ(ねこ)
鬱先生
ショッピ(ねこ)
要らない…
そう、思われた気がした…
ワイはいつも出ていた窓から外に出た
生憎外は雨
少し近くの公園で雨を凌ぐ
ショッピ(ねこ)
何も、出来なかった
メガネの人に要らないって思われた…
ワイは、、
もうこの街でのことは忘れよう…
そして次の街に行こう…
……
もう、あの温かい手はない……
ショッピ(ねこ)
チーノ
あの後雨があがり、すぐに歩きだした
長いこと歩いてると一人でいる人を見つけた
ショッピ(ねこ)
ショッピ(ねこ)
チーノ
ショッピ(ねこ)
ショッピ(ねこ)
チーノ
ショッピ(ねこ)
チーノ
ショッピ(ねこ)
新しい街は風が冷たかった
けどこの子の手があの人に似てた
懐かしい、あの手
何の役にも立たないワイをこの子が触れてる
その手が温かくて優しくて
ショッピ(ねこ)
泣いちゃった、
ショッピ(ねこ)
大丈夫、次はきっと
役に立たせてみせる
だからずっと
その手を繋いでて
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