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展開についていけないまま ウンソクさんと並んで街を歩く
なんで僕を誘ってくれたのか 友達といるなら挨拶程度でいいのに
僕なら恥ずかしくて 声もかけられないかもしれない
ウンソク
ウォンビン
ウンソク
好き、の響きがすごく甘く聞こえて 返事に一瞬戸惑ってしまった
ウォンビン
なんか告白みたいな言葉に ひとりで照れる ウンソクさんはもちろん全く気付かない
ウンソク
僕の目を見ながら言うウンソクさんに やっぱり僕は、ときめいて
ああ、この感情はどこかいびつだけれど 友達じゃないことは、わかった
高校は隣町、学年は僕より一つ上 同じ3月生まれ 僕たちの家はあのコンビニを真ん中に 同じくらいの距離、離れている
ウンソクさんはソンチャンさんと同い年 ショウタロウさんはふたりの一つ上 ソンチャンさんとショウタロウさんは 特に仲良く見える
4人掛けのテーブルでご飯を食べる みんなすごく優しい お金を出そうとするといいよ、って 払わせてもらえなかった
ウンソク
ショウタロウ
ショウタロウさんの言葉に ウンソクさんは深く頷いてた
ショウタロウ
ソンチャン
なんでそこまでの展開になるのか よくわかんないけど あの時、鍵を届けることができて 本当によかった
仲のいい3人と一緒にいると 疎外感もハンパないけど みんなそれぞれ僕を気にしてくれる だからこそ邪魔しちゃいけないと思った
ウォンビン
ショウタロウ
ウォンビン
ソンチャン
ウンソク
ウォンビン
ウンソクさんは自然に僕の肩を抱く
ウンソク
ショウタロウ
ソンチャン
じゃね、って手を振りながら ふたりは仲良く消えていく
ウンソク
肩を抱く手を下ろして ウンソクさんが僕に向き直る
ウンソク